このページの本文へ

触覚フィードバックで残量を知らせる新モバイルバッテリーが登場 視覚障害者との共創で生まれた新デザイン

2025年11月18日 12時45分更新

文● さとまさ 編集⚫︎ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

インクルーシブデザイン採用のエレコム新モバイルバッテリー

 エレコムは11月18日、インクルーシブデザインを取り入れた新しいモバイルバッテリーを11月下旬に発売すると発表した。視覚に障害のある人との共創を通じて開発された本製品は、触覚フィードバック機能を搭載し、電池残量や充電状況を振動で把握できる点が特徴だ。ラインアップは「DE-C78L-10000BK」と「DE-C78L-10000WF」の2モデルで、価格はオープンとなっている。

 今回のモデルは、すべてのユーザーにとって使いやすい製品を目指し、エレコムとして初めてモバイルバッテリーに触覚フィードバックを採用。LEDランプを確認せずとも残量を把握でき、充電が正常に行われているかを振動によって確かめられるという。バッテリー容量は10,000mAhで、USB Type-CとUSB-Aポートを搭載しており、幅広いデバイスの充電に対応する。

直感的な操作性と使いやすさを追求したデザイン

 デザイン面では、指が自然に馴染む形状や、USBポート位置を触って認識しやすい構造を取り入れ、直感的に扱える操作性を実現している。パッケージにはジッパー加工を施し、開封しやすく、機能性とユーザビリティを両立した仕様となっている。どちらのモデルも、日常的なスマートフォンの充電をより簡便かつスムーズに行えるよう設計されている。

PSE準拠の安全性と環境配慮への取り組み

 本製品は、航空機内への持ち込みが可能で、安全性を重視した回路設計を採用。日本の電気用品安全法(PSE)の技術基準をクリアしており、環境負荷軽減のためにリサイクル原料を使用している点も特徴だ。インクルーシブデザインを軸に、より多くのユーザーに配慮されたモバイルバッテリーとして提供される。

■関連サイト

カテゴリートップへ