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※この物語はフィクションです。 元老院選挙前夜執政官シゲリヌス・フェロクスの年。 クインティリス(7... ※この物語はフィクションです。 元老院選挙前夜執政官シゲリヌス・フェロクスの年。 クインティリス(7月)に元老院選挙を控えたこの年の政治状況は、一言でいえば「腐敗の極致」であった。 実態がどうであったかは別にして、国民が感じた閉塞感は、まぎれもなく現実だった。 国家成立から殆どの期間において権力の座を占めていた与党への反感はピークに達し、さりとて巨大野党への失望は留まるところを知らなかった。 そんな中、ごく短い期間で爆発的に市民の支持を集めた政党があった。 タミクス・ウニウスを代表とする国家民衆党である。 タミクスは明快な語り口で国民生活の改善を訴え、WebメディアやSNSを用いて露出を増やした。 前年(執政官キシダリウス・モデラトゥスの年)に実施された庶民院選挙で国家民衆党の議席は3倍となった。 今夏の元老院選挙においても党勢の拡大はもはや既定路線だと思われた。 タミクスが近い将来に執政
2025/07/09 リンク