この画像を大きなサイズで見るアメリカのアーバーン大学で、世界の終わりを思わせるような朝が突然やってきた。学生たちのスマートフォンが一斉に鳴り響き、「銃撃犯出没」「竜巻接近」「危険物流出」という3種類の緊急警報が、立て続けに届いたのだ。
異なる危険が怒涛のように押し寄せる状況に、学生たちは終末を予感し、キャンパスはカオスと化した。
「全部嘘であって欲しい」そう願った学生も多かったことだろう。そして彼らの願いは届いた。というか実際には何も起きていなかった。
大学側が、これらの警報はすべてシステムの不具合による誤送信だったと発表したのだ。
3種の緊急警報が短時間で連続送信された異常
アメリカ南部、アラバマ州のアーバーン大学では、災害や事件などの危険が迫った際、そのことを学生や職員へ迅速に知らせるために、「AUアラート」緊急警報システムを採用している。
2025年11月6日昼ごろ、そのAUアラートが一斉に作動した。「銃撃犯出没」「竜巻接近」「危険物流出」という3つの警報が、連続で学生や教職員の端末へ送信されたのだ。
人的災害、自然災害、毒物と、全方向からの緊急警報を受け取った学生たちは、この日で人生が終わると思ったほどだった。
警報の文面には「訓練ではない」といった強い表現も含まれていたため、状況はさらに深刻さを増した。
さらに、届いたアラートは学生によって順番や数が異なり、そもそも何も届かなかった学生もいて、この不一致が混乱をいっそう深める結果となった。
この画像を大きなサイズで見る世界の終わりは来なかった!誤送信であることが判明
だがこの騒動はすぐに収束を迎える。世界の終わりは来てなかった。
アーバーン大学側はすぐに、学生たちの不安を煽った3種の警報は、いずれも本物ではないことを発表したのだ。
大学側は「キャンパスや地域社会に脅威は存在しない」と明言し、送信された警報はすべてシステムの不具合による誤発信だったと説明した。
大学の広報担当のジェニファー・アダムズ氏は、地元メディアに対して「緊急通知システムの技術的エラーによって複数のAUアラートが発信された。現在、システムを提供するRave Mobile Safety社と協力して原因を調査している」と述べた。
同日夜には、副学長ケヴィン・ロビンソン氏が学内向けのメールで「テンプレートとして登録されていた警報が誤って発信された」と補足し、システムの不具合を認めた。
そのうえで「今後は、こうした誤送信が起きないよう、正確な情報提供の体制を見直す」と述べ、改善への姿勢を強調した。
しかし、誤作動がどの段階で起きたのか、なぜ異なる3種類の警報が短時間に連続して発信されたのかといった具体的な技術的背景については、まだ明らかになっていない。
アーバーン大学の学生新聞「The Plainsman」も詳細を問い合わせているが、現時点では回答を得られていないという。
この画像を大きなサイズで見るこの誤送信はすぐにSNSで話題となり、学生や卒業生を中心に広まった。
投稿には「次はUFO警報が来るのでは」「地底の謎生物警報も準備しているのかも」といった冗談も寄せられ、この珍事を楽しむ声も見られた。
アメリカの大学や自治体では、多くの緊急事態に備えてさまざまなテンプレート警報を用意しているため、「本当に何でもありそう」といった声も上がった。
一方で、「こんなに一度にあらゆる種類の警報が来ると本物の危険があっても混乱する」と懸念する声もあり、笑いと不安の入り混じる反応となった。
この画像を大きなサイズで見る現実の危険が多い社会で起きた“シャレにならないエラー”
誤送信とはいえ、アメリカでは銃撃事件や竜巻などの危険が実際に身近に存在するため、学生たちの受けた衝撃は大きかった。
本来、命を守るためにある警報が誤作動することは、次に本物の危険が迫ったときに混乱を招きかねない。
今回の騒動は「笑い話」にも「教訓」にもなるが、大学にとってはシステムを見直す重要なきっかけになったと言える。
References: Theplainsman / WSFA / VICE
















本当に誤送信かな(ニヤリ)実はこの世界はもう…
「宇宙戦争Ⅱ」配信でした
木を隠すなら森の中って言いますもんね
本来の警報が捨てられて目をそらすための間違った警報を出すようにコードが変更されているってこともありそう
竜巻はまだわかるけど、残り二つの警報があるのが恐ろしい社会だわ
大学は研究施設だから、基本的にきちんと管理しているとはいえ
毒物流出もまぁ想定した対策が必要な場所だとは思う。
じいさんから言わせてもらうと、こういうトラブルは原因を作ってしまえば全然問題なく明日の業務がこなせる誤差ですよぅ
火星人とかディセプティコンとか
システムを上手く運用できなくなってるのは世界の終わりっていうかマンパワーが落ちてることを示唆しているのでは
人間社会の変革期を感じる
AIが最終戦争の銃爪になろうとする予行練習か。
♪トゥナイ トゥナイ トゥナイ トゥナイ
今夜こそ お前を 落として見せる
「銃爪」(ひきがね)ってなんだろと思ってググってみたら、世良正則の造語だそうです。
銃撃犯出没
伏せろ!
竜巻接近
地下へ隠れろ!
危険物流出
外は危険だ 地下から出るな!
学校に来ない生徒が居るとか居ないとか…
かなり悪意がありそうなイタズラの感じがするね
日本でも各地で震度7の地震速報が連発された不具合があったけど、
普通にそんな感じのシステムエラーか、人為ミスだろう。
記事中にも、緊急用に用意されていたテンプレ文の誤発信とあるが、
点検用に内部でのみ発令テストをしていたのが 間違って外部までオンになっていたとか
他のテンプレ文を配信するつもりが 選択番号を誤ったとか
電気的な接続エラーで 自動発令のための信号を満たしたとシステムが誤認したとか、
さしずめ そんな感じじゃないだろうか?
もし内部担当者が悪意でわざと混乱を起こさせようとした愉快犯なら、
「銃撃事件 + 危険物流出」くらいの組合せはまだしも、
3つも一気にまくし立てて嘘っぽすぎる状況にするような逆効果は企まないと思う。
これだけ警報を出すからには避難訓練とかしてるのかしらね?
ヒューマノイドタイフーンが漏らしそうになりながら大学にトイレを借りに来た記事かと思ったら・・・
トライガンを連載してた頃の内藤泰弘センセイならネタにしそう(今ならB3のザップか)