ラグジュアリーウオッチ界では、新作発表の季節「時計の春」がぼちぼち始まっています。4月にスイスのジュネーブで世界最大規模の時計展が開かれるのを前に、魅力的な新作がたくさん登場しているのです。
ただ、今回はそんな新作情報の前にどうしてもお届けしたいテーマが……。それがメゾンのアイコンウオッチのステンレススチール(SS)モデルです。これこそが働く女性の日常に寄り添い、人生をともに歩んでいくにふさわしい「リアルな名品」だからです。
新年度を迎えるこの季節、「飽きがこない、長く使える『いい時計』が欲しいのですが、おすすめを教えてください」という相談をよく受けます。その人のパーソナリティーや職業、そして予算を聞いて私なりにおすすめをリストアップするのですが、高い頻度でそのリストに入る時計が3つあります。
デザインの核 変えないのがアイコン
それはカルティエの「タンク フランセーズ」、ブルガリの「ブルガリ・ブルガリ」、そしてジャガー・ルクルトの「レベルソ」です。
実はこの3つの時計はすべて、サイズや素材は違えど、私自身がそれこそ20年以上愛用していて、今も現役バリバリ(笑)の一軍ウオッチたち。
この3本に共通するのは、メゾンを象徴するアイコンとして輝き続けていること。そして時代とともに進化を遂げながらも、デザインの核となる部分は決して変えないところです。

左から、ジャガー・ルクルト「レベルソ・デュエット」、カルティエ「タンク フランセーズ」ラージモデル、ブルガリ「ブルガリ・ブルガリ」
曲がりなりにもほぼ四半世紀にわたり、本当に素晴らしい時計をたくさん取材してきた私自身が、これだけ長い間愛し続けている名品ウオッチ。現在展開しているモデルの中からでさえ絞るのは難しいですが、涙をのんで1本ずつご紹介します!




















































