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SDGsの今 ステラ・マッカートニー、その軌跡を追う

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2025.8.15

《この写真の記事を読む》ステラ・マッカートニー、動物や自然守る先駆者の現在地

「ヴィーガン」ラグジュアリーブランドをけん引するトップクリエーターで、動物愛護や環境保護の第一線でアクションを続ける活動家、ステラ・マッカートニー

写真:AP/アフロ

1973年のマッカートニー一家。当時2歳だった末娘のステラ(左)は、父ポールの腕に。労働者階級出身のポールは地に足の着いた暮らしを望み、子どもたちを地元の学校に通わせた。公の場では有名でありながら、私生活ではごく普通の家庭だったという

ステラ・マッカートニー 1971年、英国・ロンドン生まれ。1995年にセントラル・セント・マーチンズ美術大学を卒業。1997年より、カール・ラガーフェルドの後継者として「クロエ」のクリエイティブ ディレクターを務めた後、2001年にグッチグループ(現ケリング)とのジョイントベンチャーで「ステラ マッカートニー」を設立。2004年以降はアディダスと長期パートナーシップを継続。2018年4月、ケリングが17年間保有していた株式の50%を買い戻し、独立企業に。翌2019年7月には、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトンと提携し、LVMHグループのベルナール・アルノー会長兼CEO(最高経営責任者)の特別顧問としてもサステナビリティーを推進。2025年1月、LVMHが保有する株式49%を買い戻し、LVMHから独立。LVMHのアンバサダーとしての役割は継続しつつ、独立企業として自らのブランド哲学をより深く追求。プライベートでは、英国「Wallpaper(ウォールペーパー)」誌の元パブリッシング・ディレクターであり、現在は「アデイダス」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるアラスデア・ウィリスと結婚し、4児の母

写真:代表撮影/ロイター/アフロ

2021年6月、イギリス南部コーンウォールでG7首脳らが参加した初日の会議後、英国のチャールズ皇太子主催のレセプションに参加

大胆不敵にも南ロンドンのリサイクル工場を舞台に撮影された、ステラ マッカートニー 2024年サマー キャンペーンビジュアル。ヴィーガン素材から作られたアイコニックなバッグ「ファラベラ」を手にし、廃棄物の山の中でポーズを決めるカーラ・デルヴィーニュ。そのセクシーな姿に、循環型のファッションがもたらす未来への希望を託した

農場で馬に乗って過ごした幼き日のステラ。「ファラベラ」とは彼女お気に入りのポニーの品種名。後方に写るのは馬と戯れる父、ポールの姿

ステラの情熱、ロックンロールの精神が詰まったイットバッグ「ファラベラ」の制作風景

昼も夜もスタイルに寄り添い、誕生から15年以上を経てもタイムレス。右は2025年 オータム コレクションの新作「ファラベラ」バッグ」21万8900円〜/ステラ マッカートニー(ステラ マッカートニー カスタマーサービス)

ステラ マッカートニー 2025年 ウィンター コレクションより

ステラ マッカートニー 2025年 ウィンター コレクションで注目を集めたミニドレス

左/2025年 オータム コレクションでは、サステナビリティーを徹底追求したスニーカーが登場。捨てられるはずだったパイナップルの葉から作られた「Pinayarn(ピナヤーン)」をアッパーに、ゴムに代わる100%リサイクル可能なバイオ素材「BioCir(バイオサー)」をソールに使用。「S-Wave Sport」スニーカー 10万4500円 右/菌糸体ベースのヴィーガン素材、「YATAY M 」にクロコダイルパターンをエンボス加工。ジャケット 54万4500円/共にステラ マッカートニー(ステラ マッカートニー カスタマーサービス)

幼少期には母や姉たちと、今では自分の子どもたちと乗馬をして自然を感じ続けているステラ

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