2025年11月11日は「ポッキーの日」であり「プリッツの日」であり、そしてすき家の『ローストビーフ丼』の発売日でもある。意外にもすき家に『ローストビーフ丼』が登場するのは初めてだそうだ。

さて、ローストビーフ丼も気になるがさらに気になるのが『メガローストビーフ丼』で、価格はなんと1人前2040円! すき家で2000円越えとは……これは逆に食べてみるしかないだろう。

・すき家では初

それまでは全く馴染みが無かったローストビーフ丼が、丼物の定番の1つとして認知されるようになったのはいつ頃だろう? 詳細はわかりかねるが、都内では行列が絶えないローストビーフ丼店も多い。

であるにもかかわらず、すき家にローストビーフ丼が登場するのは今回が初とのこと。最近では「麻辣湯」をモチーフにしたメニューを販売するなど、流行に敏感なすき家だけに「今?」という感じがしなくもない。

逆に「満を持して」という可能性もあるが、果たして? こんなご時世に牛丼の値下げに踏み切ったすき家がお届けする『ローストビーフ丼』はどんな仕上がりなのだろうか?

・3サイズ

そのローストビーフ丼は並盛りが890円で、ごはん大盛り・肉2倍の特盛りが1490円。さらにごはん大盛り・肉3倍のメガ盛りが2040円となっている。

というわけで、最寄りのすき家で『メガローストビーフ丼』をオーダー。すき家が発表している「ローストビーフ・醤油ダレ・たまごが調和した “至福の味わい”」を確かめることにした。

で、注文からほどなくして現れた『メガローストビーフ丼』はというと、うむ、メガである。肉はビッシリと敷き詰められており、ニンニクを使用したという醤油ダレもツヤツヤしちゃって実にウマそうだ。

・食べてみた

さっそく食べてみると……ふむふむ、なるほど。まずローストビーフはかなりの薄切りなので、とてもやわらかい。1枚1枚の肉というより、束になって勝負するタイプのローストビーフだ。

なので口に放り込む肉の枚数を増やせば増やすほど、肉の旨味は強くなっていく。「とろけるような」とか「脂の甘みが」などとは違うものの、これはこれでアリなローストビーフではないだろうか?

また醤油ダレはご飯がススムくんの味わいで、肉が無くてもタレだけでライスが無くなりそうな勢い。甘みの成分はなく、醤油の塩分を立たせたソリッド系の味付けだ。

さらに別添のホースラディッシュ(山ワサビ・西洋わさび)が、ズバッと刺激的でいいアクセントになっていた。少量でもガツンと来るので、ある意味で影の主役かもしれない。

・至福ではないけど

総じてすき家の『メガローストビーフ丼』は、肉・タレ・ホースラディッシュ、さらにボリュームでゴリ押すパワータイプのローストビーフ丼といったところ。個人的には「牛・胡麻麻辣湯鍋定食」の方が評価が高いが、いわゆる普通に美味しいローストビーフ丼であった。

コスパに関しても専門店のメガ盛りが4000円近くすることを思えば、リーズナブルと言えるかもしれない。手っ取り早く肉をモリモリ食べたいという人にはオススメだ。

参考リンク:すき家
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.