第68回岸田國士戯曲賞発表
第68回岸田國士戯曲賞(株式会社白水社主催・公益財団法人一ツ橋綜合財団後援)の選考会が2024年3月1日(金)、東京神田錦町・學士會館で行なわれ、選考の結果、池田亮『ハートランド』が受賞作と決まりました。正賞は時計、副賞は60万円で、授賞式は5月7日(火)午後6時より東京神田錦町・學士會館にて行なわれます。
第68回受賞作品
『ハートランド』池田亮
[選考委員のコメント]
社会の「弱者」とされる人々が、仮想世界とテクノロジーによって新たな居場所を与えられ、生かされる。リアル世界に固執した人々が、昔ながらの苦しみの中に取り残される。現代社会において実際に起こっている現実を描き出している本作が、軽妙なくせに、最も強度と緊迫感を持っている戯曲だと感じた。 (本谷有希子)
[受賞作、および受賞作家の略歴]
受賞者:池田 亮(イケダ リョウ)
受賞作:『ハートランド』(ハートランド)(上演台本)
初演:2023年4月20日~4月30日(東京芸術劇場 シアターイースト)
生年月日:1992年8月31日
出身地:埼玉県春日部市
最終学歴:東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻 修了
所属劇団名:ゆうめい(劇作家、演出家、俳優、造形作家)
岸田國士戯曲賞最終候補回数:1回目
他の主な作品:「弟兄」「姿」「娘」「養生」(ゆうめい)「テラヤマキャバレー」
[選考委員]
市原佐都子、上田誠、岡田利規、タニノクロウ、野田秀樹、本谷有希子、矢内原美邦(五十音順、敬称略)














