最近、AppleはAI処理能力を大幅に強調した新しい「M5チップ」を発表しました。

同社は、それを搭載した第一弾のデバイス群を発表。Appleの最新・最強ハードウェアを搭載したデバイスを手に入れたいなら、その登場はもう間近。

とはいえ、今回発表されたM5搭載Macの製品リストはかなり限定的でした。発表されたM5 Macは、なんと14インチMacBook Pro(ベースモデル)のみです

13インチと15インチのMacBook Airは、今のところM4チップのまま据え置きです。14インチと16インチMacBook Proの「Pro」や「Max」バージョンも同様。

しかし、発表から数日経ち、その状況がいつ変わるのか、新たな情報が入ってきました。

【この記事のポイント3行まとめ】

  • AI性能を強化した「M5」チップが発表されたが、搭載Macは14インチMacBook Pro(ベースモデル)のみと限定的。
  • M5搭載MacBook Airは「来春」、高性能なM5 Pro/Max搭載MacBook Proは「2026年初頭」まで待つ必要がある見込み。
  • すぐに新型が欲しい場合を除き、現行のM4モデルはセール時を狙えば「お買い得」。

M5搭載Macは「来春」以降に登場?

もしM5チップの搭載を心待ちにして、現行のM4チップ搭載の購入を見送っているなら、もうしばらく「待ち」の姿勢が必要になりそうです。

BloombergのMark Gurman氏のレポートによると、AppleはMacBook Airラインの刷新を来春まで計画していないとのこと。これはM5版のMac StudioやMac miniなど、ほかの多くのMac製品についても同様だといいます。

M5 ProとM5 Maxを搭載したMacBook Proについても、似たような話です。Gurman氏はこれらのハイエンド・ラップトップも来春に登場するかどうかは明言していませんが、14インチと16インチのMacBook Proの刷新は「2026年初頭」に計画されていると報じています。

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M5アップグレードの中身

Gurman氏によれば、新しいMacBook Proは現行のデザインをそのまま引き継ぐとのこと。となると、M5版のMacBook Airについても同じことが言えそうです。

結局のところ、今回発表されたM5搭載の14インチMacBook Proも、見た目はM4モデルと瓜二つ。M5チップが搭載されたこと以外で注目すべき変更点は、バッテリー駆動時間が24時間に向上したことと、SSDが高速化したことくらいです。

M4はお買い得、M5は待たなくてもいいかも

もしあなたが今、新しいMacBookの購入をためらっているなら、「とにかくAppleの最新ハードウェアが欲しい!」という強いこだわりがなければ、あえてM5を待つ理由はないかもしれません。

現行のM4マシンは非常に優秀で、特にMacBook Airの場合はかなり手頃な価格で手に入ります。狙い目なのはセール時。たとえば、今年7月のAmazonプライムデーではM4搭載の13インチMacBook Airが14万1,800円(定価より約14%OFF)で販売されており、これはとてもお買い得と言えるでしょう。

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将来的にはタッチスクリーンが導入されるかも(あくまで噂ですが)
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