「いろは坂」駐車場閉鎖したら路線バス所要時間100分以上短縮…ただ、午後は激しい渋滞も
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紅葉の名所「いろは坂」(栃木県日光市)の渋滞対策として、県が1~3日の3連休に初めて実施した駐車場閉鎖の社会実験について、福田知事は7日の定例記者会見で、「一定の効果があった」との認識を示した。

県交通政策課によると、交通量が最多だった2日午前、いろは坂を上る路線バスの所要時間は平均で59分だった。昨年同時期は平均で168分かかっており、100分以上短縮された。
その一方で、同日午後はいろは坂先の華厳滝近辺の駐車場が満車状態となった影響で、激しい渋滞が起きた。県は今後詳細に分析し、さらなる対策を検討する。
いろは坂では長年、行楽シーズンに訪れる車の激しい渋滞が懸案となっている。頂上付近では、道路両脇に県営と民営の駐車場が向かい合って立地し、入庫を待つ車で2車線とも塞がる事態が頻発。社会実験では県営駐車場を閉鎖し、中禅寺湖方面への動線を確保した。
知事は「(3連休中日を避ける)オフピークと、公共交通利用促進の取り組みが欠かせない」と語った。



























