JR福知山線脱線事故の車両、保存施設は一般非公開…倉坂社長「公開望まぬ遺族の声を尊重」

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 乗客106人が亡くなった2005年のJR福知山線脱線事故で、JR西日本は8日、遺族や負傷者らへの説明会を開き、12月に完成する事故車両の保存施設について報告した。

 施設は大阪府吹田市の社員研修施設内に整備。損傷の激しい1~4両目は部品を整理して棚に配置し、5~7両目は連結した状態で保存する。一般には非公開で、希望する遺族・負傷者や当時救助に携わった関係者、運輸事業者の安全管理担当者らに限って公開する。

JR福知山線脱線事故の追悼施設の前を通過する列車(兵庫県尼崎市で)
JR福知山線脱線事故の追悼施設の前を通過する列車(兵庫県尼崎市で)

 倉坂昇治社長は説明会後の記者会見で、一般には非公開とすることについて、「公開を望まない遺族の声を尊重した」とし、将来的な公開の可能性については「慎重に検討したい」と語った。

 長男の満さん(当時37歳)を亡くした兵庫県伊丹市の斉藤堅一さん(82)は施設について「JRも努力してくれたと思う」とし、「(事故が)風化しており、一般の人にも見てもらって安全につなげてほしい」と話した。

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