ウクライナ東部の要衝ポクロウシクにロシア軍侵入、包囲も進み陥落の恐れ
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インターファクス・ウクライナ通信などによると、ウクライナ軍のアンドリー・フナトフ参謀総長は7日の記者会見で、ロシア軍の攻勢が続くウクライナ東部ドネツク州の要衝ポクロウシクの市街地に、露軍の一部が侵入したと明らかにした。露軍は同市の包囲も進めており、ウクライナ軍との激しい戦闘が続いている。

ポクロウシクの攻防戦では、兵力に勝る露軍が徐々に圧力を強めており、ウクライナや欧米のメディアは、陥落する恐れがあると伝えている。軍撤退の可能性を問われたフナトフ氏は「作戦は決定され次第、公にする」と語るにとどめた。

記者会見に同席したウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、露軍が兵力を大きく損耗させながらもポクロウシクの占領を急ぐ理由について、ドンバス地方(ドネツク州とルハンスク州)の全域制圧が不可避と印象づけ、同地方をロシアに割譲するよう米欧からウクライナに対して圧力をかけさせることが狙いだと主張した。
一方、露軍は7日夜~8日未明もキーウを含む各地を無人機やミサイルで攻撃した。
ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」によると、東部ドニプロペトロウシク州の州都ドニプロでは少なくとも3人が死亡し、12人が負傷した。



























