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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第936回

もうすぐ新型iPhoneが発表されそうなので、旧型iPhoneで撮った猫写真を一挙放出!

2025年09月04日 12時00分更新

文● 荻窪 圭/猫写真家 編集●ASCII

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神奈川県川崎市にて。キリッとした顔で歩いてきたキジトラがすごく魅力的だったので、Leica Lux アプリで。この色がたまらん。2024年12月 アップル iPhone 16 Pro

 今年もまたあの季節が近づいてきました。新型iPhoneが発表される(に違いない)Apple Event。そうなると、恒例行事としてわたしもiPhoneを買い換える(買い足しではなく、買い換え。1世代前のiPhoneならリセールバリューがそれなりにあるので大変ありがたいのである)わけで、その前にiPhone 16 Proで撮った猫写真振り返りだ。

 iPhone 16 Proを手にしてまず試したのがズーム性能。5xの望遠カメラを持ってるのだけど、そこからデジタルズームかけたときどのくらいのクオリティーを保ってくれるか。これは10xくらいの望遠で撮ったもの。これならまあまあいけるかなと思ったものである。

くつろぎ猫がちょっと遠かったので10xのデジタルズームに挑戦。それなりにまとめてくれた。2024年10月 アップル iPhone 16 Pro

 でも次のiPhone Proではさらなる高画質化を期待しております。

 11月は名古屋で偶然出会った猫。小さな神社の片隅で睨まれてしまった。

5x望遠で正面からぴしっと。ちょっと首を曲げて覗き込んでるのがいい。2024年11月 アップル iPhone 16 Pro

 続いて12月。これは、とあるお寺の前にいたサビネコ。塀に沿って積もった枯葉の上にちょこんと座っていて、これがいい感じだった。冬っぽい色を強調すべく、Leica Luxというライカ製のアプリを使って撮影。レンズは「APO-TELYT 135mm」。ルックは「Eternal」。

いやあ、Leicaのアプリはいいですな。サビネコのつぶらな瞳がすごく似合う。うしろの大きなボケはAPO-TELYT 135mmというレンズのシミュレート。2024年12月 アップル iPhone 16 Pro

 ちなみに冒頭写真も2024年12月で、これもLeica Luxで撮影。このアプリ、実によい色でよいボケを見せてくれてよいのだけど、無料だと制限が大きいのがつらいところ。アプリ登場時に1年のサブスクに登録したのだけど……、この6月で切れちゃいまして、どうしようかなと思っているところです。

 次からは2025年もの。お正月に鞆の浦で撮った人なつこいハチワレ。おなかをなでてもこのポーズ。

距離感が近い猫は24mm相当のメインカメラで。自由に撫でさせてくれました。このときは思わず右手で撫でちゃったのでiPhoneを左手で持って撮影。2025年1月 アップル iPhone 16 Pro

 3月は膝猫。実はこのとき、ベンチの上を右から左へわたしの膝を経由して通り過ぎていったのだった。単なる通り道にされた!

キャットウォーク扱いされたわたしの膝。こんな瞬間をさっと撮るにはiPhoneが最強なのだった。2025年1月 アップル iPhone 16 Pro

 そして5月。駐車場に住みついてる地域猫。世話してる方が猫と遊ぶためのおもちゃまで用意してくれてたのでそれでちょっと遊びつつ、遊んでる猫をポートレートモードで撮影に挑戦。背景がボケてくれないと猫が立ち上がっておもちゃにじゃれてるのがわかりづらいからね。

 そしたらなかなかいい感じに仕上がったのだった。

おもちゃに向かって立ち上がった猫を、真上からポートレートモードで。思ったよりいい感じに撮れたのだった。2025年5月 アップル iPhone 16 Pro

 この殺人的に暑い夏を無事越えられただろうか。6月は……暑かった。雨は降らないし、いきなり高温多湿の危険な領域に突入するし。猫も少しでも涼しいところを求めてこんなである。これは2xの望遠で撮影。2xの望遠ってカメラの世界でいう標準レンズ(50mm)の画角に近いのでよく使ってます。

 そうそう、iPhoneって以前から日陰で撮るとちょっと青っぽくなるクセがあるんだけど、次のiPhoneでは修正してほしいと思っております。

水飲み場の窪みが涼しかったのだろう。もしかしたらあまりに暑くて水を出してほしかったのかもしれない。2025年6月 アップル iPhone 16 Pro

 7月はもう暑すぎてお手上げ……とミルも言ってます。昨夏にエアコンを買い換えておいてよかった。

あまりに過酷な暑さにミルもお手上げの図。ここ、涼しくていいらしく、夜になるとここでよくつぶれております。2025年11月 アップル iPhone 16 Pro

 さてさて、各社のスマホカメラがどんどんレベルアップしてきている昨今、次のiPhone(それもPro)のカメラ性能がどこまで上がるのかめっちゃ期待しております。

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筆者紹介─荻窪 圭

 
著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

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