

Googleの親会社Alphabetの自動運転子会社であるWaymoなどがさらに多くの地域に進出するにつれ、自動運転車はSFの世界の話から現実世界のものになりつつある。そしてWaymoは米国時間11月18日、新たに5都市で完全自動運転の車両走行を開始すると発表した。これにより、対象都市の数は倍になる。
提供:Waymo
Waymoは現在、フェニックス、サンフランシスコ、ロサンゼルス、アトランタ、テキサス州オースティンで、一般市民向けに完全電動の「Jaguar I-Pace」による完全自動運転の配車サービスを提供している。都市によって異なるが、配車はWaymoアプリかUberを通じて依頼できる。
今後は、マイアミ、ダラス、ヒューストン、サンアントニオ、オーランドでも完全自動運転車の走行を開始し、2026年には一般向けに公開する。まず11月18日にマイアミで開始し、今後数週間で他の4都市にも拡大するという。
Waymoの拡大はここ数カ月で加速している。Waymoは8月、「新たな章に入り、商業的拡大を加速している」と述べていた。
11月初旬には、ラスベガス、サンディエゴ、デトロイトの3都市で2026年に配車サービスを開始すると発表。先週、サンフランシスコ、フェニックス、ロサンゼルスにおける配車サービスで高速道路の走行も開始した。
なおWaymoは2024年12月、同社初の海外拠点として東京への進出も発表している。日本交通およびタクシーアプリ「GO」と提携しており、4月にはテスト走行の開始を発表した。
Waymoによると、訓練を受けた日本交通のドライバーが、港区、新宿区、渋谷区、千代田区、中央区、品川区、江東区の東京7区で車両を手動運転する。これにより、エンジニアはWaymoの自動運転技術を日本の道路の特徴や交通状況に合わせてテスト、調整できる。
東京で一般の乗客がいつからWaymoの自動運転車を利用できるかは、今のところ不明だ。
Waymoの発表この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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