

TikTokは11月19日、「おすすめ」フィードに表示されるAI生成コンテンツの量を調整できる機能を導入すると発表した。今後数週間のうちに、「トピックを管理」機能にAI生成コンテンツの項目を追加するテストを開始する。
提供:James Martin/CNET
「トピックを管理」は、おすすめフィードでどのようなトピックに関するコンテンツをより多く/少なく表示させたいかをスライダーで調整できる機能で、すでに「ダンス」「フード・ドリンク」「スポーツ」など10以上の項目が用意されている。新たな項目により、AI生成コンテンツについても同様に調整できるようになる。
提供:TikTok
TikTokはまた、AI生成コンテンツへのラベル付けを強化するため、「見えない透かし(invisible watermarking)」もテストしているという。
同社はすでに、AI生成コンテンツにラベルを付ける機能をクリエイター向けに提供しているほか、独自の検出モデルも導入している。また、C2PAの「Content Credentials」を活用してコンテンツにメタデータを埋め込み、AIによるものだと判別できるようにしている。
しかしこの種のラベルは、コンテンツが別の場所で編集されたり再アップロードされたりする際に削除されてしまう可能性がある。TikTokは同社だけが読み取れる技術的透かしをコンテンツに追加することで、第三者による削除を困難にすることを目指している。
TikTokは同日、AIの透明性と教育を向上させる取り組みの一環として、専門組織がおすすめフィード向け教育コンテンツを制作するための、200万ドル(約3億1000万円)規模の基金を立ち上げることも発表した。
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