

Googleは、自動車向けプラットフォーム「Android Auto」へのAI「Gemini」導入を開始したと発表した。今後数カ月かけて、45言語に対応するAIとの会話体験を世界中のドライバーに届けるという。この野心的なグローバル展開は、2億5000万人を超えるAndroid Autoユーザーが対象で、スマートフォンの「Googleアシスタント」をGeminiにアップグレードすると利用できるようになる。
提供:Google
有効にすると、ドライバーはGeminiとハンズフリーで会話し、目的地でのおすすめアクティビティを聞いたり、メールを確認したり、テキストメッセージを作成・編集したりできるようになる。
同社は新機能の使い方として5つの例を挙げた。ルート案内中に立ち寄りスポットをおすすめしてもらう、メッセージを作成・編集する(40言語への翻訳も含む)、「Gmail」の受信トレイや「Googleカレンダー」から必要な情報を探す、音楽プレイリストを作る、さまざまな会話をする(質問やスピーチの練習など)というものだ。
高速道路を走行中にこうしたことをするのが本当に良いアイデアかどうかは、また別の話だ。機能自体はハンズフリーだが、例えば高速道路を走行中に声だけでプレイリストを組み立てるといった行為がどれだけ注意散漫を招くのかについて、Googleは触れていない。
Googleの広報担当者は、コメントの依頼にすぐには応じなかった。
Googleによると、Geminiは「Hey Google」と呼びかけるか、Android Autoのマイクボタンを押すか、ハンドルにマイクボタンがある場合はそれを長押しすることで利用できる。
Googleは、今後も機能や対応範囲を拡大していく計画だとしている。現時点でGeminiが参照できるのは、Googleカレンダー、「Google Tasks」、「Google Keep」に加え、サムスンの「Samsungカレンダー」「Samsung Reminder」「Samsung Notes」の情報で、今後はさらに多くのサードパーティーアプリに対応していく見込みだ。
Googleの発表この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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