鉄器の登場は重要な出来事だが、鉄の精製は誰が思いついたのか？という話になり「多分暇なやつが思いついた」と回答が出た→多方向から様々な考察が寄せられる

オッカム @oxomckoe

西洋史の授業中に、ふと「鉄器の登場は大きいわけだけど鉄の精製ってどういう奴が思いついたんだろうね」という話になった。だって金属を熱して溶かして凝固する速度の違いを利用して精製するとか、毎日勤勉に労働している人間にはそんな時間ないでしょう。「たぶん暇な奴だったんだと思うんだ」と。

オッカム @oxomckoe

すると学生が「先生のお話ですけど、神話読んでると時々、武器作ったり鍛冶やってる神様に身体障害の神様いますよ。たぶん狩とかに行けなかった人たちの象徴なんじゃないですか」と教えてくれた。なるほど塙保己一も視覚障害者だったしなと話が弾んだ。

オッカム @oxomckoe

話が弾みすぎて「だからさ、研究者も忙しくなると研究が滞ったり小粒になったりするよね」とか余計なことを言ってしまった。「世知辛い世の中で学生も忙しいよねえ、例えば・・・、あ（笑）具体的な話は止めとくわ（笑）」とお互い色々察して笑いあった。

オッカム @oxomckoe

僻地の村落共同体の100年1日のようなあの閉鎖的な感じも、田舎出身者だから分かるのですが、田舎の人たちって忙しいのですよね。何から何まで自分でやらなきゃいけない。考える前にまず動き汗みずくになって一日中働いている。都会でも厳格な勤怠管理のシステムが発達し、証憑書類ばかりが増えていく。

オッカム @oxomckoe

「ベンジャミン・フランクリンって偉かった。彼の『自伝』によれば自分が若い頃のアメリカはもう労働まみれで忙しかったから本など読む暇がなかった。でも最近は植民地も発展して余暇ができた。そろそろアリストテレス読んだり自然哲学研究したりしようと言ってアメリカ哲学協会を設立したわけだね」。

JNET @JNET2023

@gongon43444 @oxomckoe 土器の次の段階として細かく砕いた石を釉薬にして高温で熱するとガラス質の被膜が出来て水漏れしなくなり、その次の段階として石粉だけで作る磁器がある。それらの過程の中で金属鉱物成分を多く含む石を使ったら金属成分が集まった可能性がある。

菊菊お菊 @kikuzakinatsu

@oxomckoe 私は日本専門ですが、例えば火男（ひょっとこ）や妖怪の一本だたらなどは鉄の精製等で身体障害やその容貌になるわけです。何が言いたいかと言うと、因果が逆である可能性についてです。一本だたらに関して言うと冬季が仕事（日本刀に使われる玉鋼）の最盛期であり、狩りとは因果が薄いように思います。

ミヤナオ @t_onuf

@oxomckoe 『褐鉄鉱』(スズ)とは温泉地帯の湿地帯に生える植物、葦等の根に鉄鉱石が付着した塊の事で、この塊が着いた根は鉄鉱石成分が付着するにつれ成長して行き中が空洞になると同時に小さな塊が残り振ると音がする様になるのだが、これが元来の『スズ』＝『鈴』であり日本の神社で〝鈴〟を鳴らすのは「スズ」が沢山取れる様に祈った名残り。秦氏の起源とも言われる鉄の帝国ヒッタイトの太陽女神は葦と共に描かれる事が多いが、それは褐鉄鉱と関係深い存在だからで、褐鉄鉱はかなり低い温度で溶けるから古代人は鉄の精製を自然な流れで思い付いた筈

杉岡幸徳『死ぬまで使わない日本語』(フォレスト出版) @sugioka_kotoku

scholarとは元はラテン語で「暇な人」という意味らしいから、これは意外と当たっているかも。 x.com/oxomckoe/statu…

Elemo @Elegant_Motion

製鉄技術が伝わった地域にはそれとセットで白鳥・羽衣伝説、昴(プレアデス)信仰が伝わっている もののけ姫に出てくるたたら製鉄の「たたら」はタタール人 無数にある星の中からなぜ昴をあえて特別視したのかわかれば謎は解ける x.com/oxomckoe/statu…

幽霊（仮） @yureikakkokari

暇こそがインスピレーションの源。 古代ギリシャだって時間のゆとりがあったから哲学や数学が発展した。アリストテレスだって暇を得ることが最大の幸福と言っている。 労働ばかりだと視野が狭くなり、目に入ったものから何かを派生して考えることが難しくなる。人生余裕が大事。暇人最高。 x.com/oxomckoe/statu…

ラーメン大魔王 @VI38DHv6Y0KVoM8

@oxomckoe ブラックアフリカが謎なんですよ ここは青銅器時代が存在しなくて石器時代から直で鉄器時代に入るんですが それが何の影響を受けたのか受けなかったのか定説がなくって

JNET @JNET2023

@oxomckoe たぶん土器を焼いて作っている時にたまたま融点が低い金属が混ざっていて金属の塊が出来たことを発見し、色々試しているうちに鉄にたどり着いたのではないかと。

gongon43444 @gongon43444

@JNET2023 @oxomckoe 多分、それに近いだろうよ。。 たまたま鉄鉱石又は粉末が転がっている場所で 土器を焼いていたら、燃料として使った木材が 不完全燃焼を起こし一酸化炭素が発生、これが 還元剤の役割を果たし銑鉄（炭素や硫黄などが 混ざった不純な鉄）が出来たか？？？

gongon43444 @gongon43444

@JNET2023 @oxomckoe 仰る通り、陶器が発展する過程で偶然に鉄が見つかった 可能性は有るだろうが、隕石由来の隕鉄以外の鉄鉱石は 酸素と結びついた状態で存在するから、酸素を取り除く 製錬工程は必須。 それが陶器製造か、なにか別の事だったかは不明だが。。。

urashima9999 @entomophagy9999

@oxomckoe 大はずれかもしれませんが、「確立した技術」を繰り返すギルドではなく、「おもしろそうだからやっちゃう」錬金術師なのかもしれませんね

オッカム @oxomckoe

@entomophagy9999 そうですそうです。生産工程が確立されて以降の話ではなく、そもそも鉄の精製に気づいちゃった人の話で、金属溶かしたり冷却させたりとか、どうも遊んでいるように見えるのですよね。

みぞり @m12ori

小中学生の頃に妹と雑談で「宗教始める人、食べるに困ってなくて命の危険もなくて時間もある人間だよね。人はなぜ生きるかとか何に生かされてるかとか暇じゃないと考える余裕ないよね。」という話をしてました。イエスは羊飼いの出自、ムハンマドも金持ち商人の息子、ブッダにいたっては王子…。 x.com/oxomckoe/statu…

装剣金工 片山重恒/ KATAYAMA Shigetsune @shigetsune

@oxomckoe @tsukasafumio 知人の金工と話してたのだけど 拝火教などの炎を神聖視する宗教が関係あるのではと推測されてました。 ご存知の通り、砂鉄を炎に投入するとパチパチと火花が上がります。 これを特殊効果として使っていた所、鉄の塊が出来ていた！って感じでは無いかと。

亮さん @Mryosac

@oxomckoe 鉄よりも先に銅の精錬があって。 銅の精錬は、銅鉱物の加工に基づいている？ような説を聞いたことあり(うろ覚え)。 銅は天然でも金属塊がごく稀に採れるので、これを加工する中で銅精錬の技術が発達。銅精錬の効率・高温化を進める中で、鉄を精錬できる高温が得られて、鉄精錬が発明？とか(うろ覚え)

Bin1(ビンワン) @Bin1production

@oxomckoe 銅精錬の段階から専業化が進んでいたことがわかっているのでそこから発展したと考えられています。 また馬具と鉄器の発展は切っても切れない関係なのでおそらく専業と馬、鉄のあたりを追っていくと正解に辿り着けると思いますよー。