ウクライナ兵に地雷除去訓練 陸自教官を初派遣「日本の強みいかす」

有料記事

リトアニア中部=森岡みづほ
[PR]

 ロシアの侵攻を受けるウクライナの兵士を対象にした地雷除去訓練が11月初旬から、東欧バルト3国のリトアニアでおこなわれている。陸上自衛隊の教官2人が初めて派遣され、埋設されている地雷を探知し安全に処理する技術や経験を伝えている。

 リトアニア中部。森の中の細い道を、ウクライナ兵のグループが探知機を手にゆっくりと進む。地中には対人地雷と対戦車地雷の模型が複数埋め込まれている。探知機が反応すると、兵士は地面に伏せるなど警戒の姿勢を取る。安全と判断した場所にはマーカーで印をつける。

 この訓練は爆発物処理の経験がない兵士に約1カ月かけて地雷のほか、不発弾の探知や処理の技術を基礎から教えるものだ。リトアニアに加えて、フィンランドなど北欧5カ国の軍が指導。2023年から11回行われ、計100人以上のウクライナ兵が参加したという。

 北欧から参加した教官による…

この記事は有料記事です。残り477文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
森岡みづほ
ヨーロッパ総局|北欧・NATO・ICC・ICJ・国連担当
専門・関心分野
人の暮らし、歴史、防衛
ウクライナ情勢

ウクライナ情勢

2022年2月24日、ロシアがウクライナへの侵攻を開始しました。国際社会の動きや、現地の様子などのニュースをお伝えします。[もっと見る]