東前頭5枚目の義ノ富士(24=伊勢ケ浜)が、優勝争いでトップに並ぶ1敗だった関脇安青錦を突き出しで破った。前日18日の10日目には横綱大の里を破って初金星。連日の殊勲の星で混戦を演出している。この日の取組後、義ノ富士の師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)が、報道陣に対応した。伊勢ケ浜親方の義ノ富士に関する一問一答は以下の通り。
-いい勝ち方でした
師匠 止まらずに前に行けた。
-何かアドバイスは
師匠 まあね。普通にいろいろ。
-どこがいい、または、どこが成長しましたか
師匠 気を抜かずに、気合入れてやっているから、いいんじゃない。足も出ている。
-場所前は出場できるかどうかも分からない状況
師匠 稽古が足りない。その中で星が伸びている。いいんじゃない。
-安青錦に中に入られないよう、何か対策は伝えましたか
師匠 対策も何もない。自分の相撲を取るだけ。相手どうこうじゃない。(安青錦は)1回、起きたら軽い。「いつも通りのことをやれ」と言った。
-実力がついてきたと感じますか
師匠 実力は(部屋に)入ってからつけてきている。徐々に馬力がついてきているし。最初は勝てなかった(勝ち越しているが、大勝ちできなかったという意味と想定されます)。
-入門してすぐ、横綱(照ノ富士)の付け人についたことからも、期待されていたのでは
師匠 うちの部屋は誰かを特別扱いはしない。みんな一緒に扱っている。強かろうが、弱かろうが、みんな頑張っている。
-体が大きくなってきたのでは
師匠 大きくなった。
-師匠は常々「体がないと相撲を取れない」と言っていますが
師匠 それを自覚して、そういうふうに、いろいろやっている。でも、まだ弱い。力は全然弱い。もちろん、成長はしている。

