https://cruel.org/hotwired/hotwired01.html
2019年11月付記:この記事はそれなりに評判もよく、いろいろ楽しんでいただけたようだ。そしてまた、日本政府が段階的な消費税引き上げを本当にやりやがったこともあって、なんかそれを予見したとかいってほめてくれる人と、一方でその消費税率引き上げが毎回すさまじい不景気を引き起こしたことから、「山形はあんなのをいいと言ってたのか」という批判や罵倒もたくさんいただいた。
で、ぼくは2020年現在 (いや最初の消費税引き上げの頃から) この記事で言っていることは本当の経済政策としてはまったくナンセンスであると思っている。これはぼくが経済学や経済政策に興味を持ち始めたかなり初期に書いたものではある。この時点では、まだ引き上げの影響がそんなによくわかっていなかったこともある。でもその後の現実の引き上げがもたらした影響を見れば、これがダメなのは火を見るより明らか。この時点での思考実験としてはなかなかよくできているし、また通俗雑誌向けのエッセイとしておもしろい読み物にはなっている。でもそれ以上のものではない。この点はご注意あれ。
正直言って、消費税率引き上げの批判はたくさんしているし、こんなことはわざわざ書くまでもないと思っていたんだけれど、いまだに誤解する人がいるので明記しておく。そして消費税をもっと引き上げるとか言ってる連中は、無理だと思うけど少しは実情を見ようぜ。
https://cruel.org/voice/voice201001.html デフレ批判と日銀批判がやっと出てきた (『Voice』2010 年 01 月 pp.148-9) さて、この処方箋は簡単だ。インフレ期待を起こせばいい。これほど簡単なこ...
https://cruel.org/hotwired/hotwired01.html 2019年11月付記:この記事はそれなりに評判もよく、いろいろ楽しんでいただけたようだ。そしてまた、日本政府が段階的な消費税引き上げを本当にやりや...
”これはぼくが経済学や経済政策に興味を持ち始めたかなり初期に書いたものではある。” 「いい事(消費税を来年から1%ずつ上げると約束して実行すれば景気が良くなる)思いつ...
理系の人が経済学に触れちゃうとこうなりがちだよね 実務経験皆無で本に載ってることが全てと思い込んじゃう