数年前まで、若手俳優(2.5次元俳優)の舞台やイベントに行きまくり自転車操業だった。推しが舞台に出演すれば仕事の許す限りの公演チケットを全て購入したし、イベントがあれば全ての会場に行った。頼まれてもいないのにスタンド花を贈ったりもした。
分かりやすいのは、写真集発売イベント。写真集なんて1冊でいいだろうと思うが、3冊買うと一緒に写真を撮ることができる。5冊買うと1分間会話をすることができる。カレンダーイベントも存在する。カレンダー型写真集だと思えばそれで正しい。商法もほぼ同じだ。
よってだいたいの若手俳優オタクはカレンダーと写真集を余らせている。試しにX(旧ツイッター)で「若手俳優の写真集を集めています」とポストしてみてほしい。送料のみで譲ってくれる人が次々現れるだろう。
勿論バースデーイベントも開催される。クリスマスイベントやバレンタインイベントも開催される。出演作の話をしたり、本人に関するクイズをしたり、ジェスチャーゲームをしたりが定番の流れである。バスツアーが開催される場合もある。文字通り推しと一緒にバスでツアーに行けるものだ。所属事務所によっては事務所のイベントもある。とにかく何かにつけてイベントが開催されるのが若手俳優界隈である。
話は逸れるが、若手俳優のイベントにおいて、ジェスチャーゲームは覇権ジャンルである。金がかからず盛り上がるからだと考えられるが、オタクだって仕方なく盛り上げているだけである。思えば声優のイベントでもジェスチャーゲームは覇権ジャンルだった。若手俳優はまだ1億歩譲ってわかるが、声優なら声で勝負してくれ。
自粛ムードや出演者体調不良による公演中止が相次ぎ、注ぎ込む先がなくなった。そして、コロナ禍が落ち着いて残ったのは「推しに飽きた自分」だった。コロナ禍前は絶え間なく通っていた舞台やイベントで麻薬がキマっていたようなものだったのだ。離脱症状はなかった。何なら心安らかになったし、依存性も高くなかった。
そうなると、年間に100万円は軽く貯まるようになった。別に節約はしていない。何なら一人暮らしを始めたので出費は大きくなっているはずだった。土日にやることがないので旅行もするようになった。それでも、お小遣い用として作った口座を見ると、お金が余っているのだ。
さすがにアラサーで貯金なしはまずかったので、お金が貯まったことは喜ばしい。しかし、趣味がなくなり5年。増えた500万円と引き換えに、新たに何にもハマることができないでいる。
独り呑みの店でも開拓すれば? それかふぃるむかめら()にハマってnoteデビューだ!
酒は得意じゃないからランチ開拓とかはしている。 もうそれを趣味にしようかな。
増田が友達だったらいろんなとこ連れ出すのになー そんだけお金浮いてたら映画とかライブとかご飯屋開拓とか気になる本買いまくるとかなんでも出来そう
映画は好きでほぼ毎日見てるんだけどこれもサブスクだからお金がかからず。海外旅行でもしようかな。