まずクソフルエンサーとは、SNS上で高い影響力を持っているにもかかわらず、実務的・現場的知識や経験が伴わない人物を指す。
ここで重要なのは影響力と知識の深さ・実務経験の間に非対称がある点。
つまり、彼らは知識を持っているのではなく、知識を知っているふりができる人間。
これは物理学者が見せる実験操作を暗記しただけで、理論を理解せず手順をなぞる学生に似ている。
本物の現場経験とは、失敗・予測不能性・環境との相互作用を伴った知識。
クソフルエンサーはこれを持たず、あくまでバズ目的のシナリオの中で演じるだけ。
発言は一般論や流行語に偏り、深い議論や具体的問題解決に耐えない。
SNS上では、その台本化された演技が経験のように見えるため、フォロワーは誤認する。
本物の現場経験が希少な中、暗記役者の演技が誇張される構造が生まれる。