昔からおしゃれにまったく興味が持てず、そのくせ他人と自分を比べる能力はあるせいでずっと見た目に悩んできた。
なんとか就職してお金を使えるようになってからは服は服屋のマネキンをそのまんま真似、髪は美容院でノーセットでもそれなりに見えるカットにしてもらうことで10代の頃よりはマシになったと思うが、メイク。メイクがわからない。
雑誌や口コミサイトを見てとにかく評判のいいコスメの「誰にでも似合う」と書いてある色を選ぶ。商品ページかパッケージの裏に書いてある通りに塗る。けど周りの女性を見ていると明らかに自分は芋くさい。未だに学生と間違われることがある。ちゃんとメイクしてるのにすっぴんより良くなっている気がしない。正解を選んでいるはずなのに、正解じゃない。決して美人ではないが、興味がないから自分の顔に何の不満もない。どこに何を塗れば美しくなるのかわからない。
まつげがカールしてることの何がいいの?
眉毛が整ってるってどういう状態?どれくらい伸びたら整ってないになる?
鼻に光る粉を塗って本当に鼻が高く見えてる?
顎に茶色い粉を塗って本当に顔が小さく見えてる?
唇を赤く塗ったらその方が美しく見えるの?
例えるならマラソンに参加していて、あたりに無数の看板が「あっちへ行け」「こっちへ行け」と立っている。どこに行けばいいか迷って右往左往して、でも普通の女性たちがはるかに先を行っていて自分が遅れていることだけはわかる。
せめて一本道だったら良かったのに。
キャラクター造形を作るとき ギャルならばギャルのメイクを モデルならば業界に合わせたメイクを 考える それはドレスコードとかユニフォームのようなものであり かわいいとかキレイ...
メイクの上手さは自身の理想に近づける技法だと思うが、理想がないなら戸惑うのも当たり前。 どうなりたい?社会にでて仕事するレベルのメイクなら書いてあるほとんどをしなくてい...
なんで服は服屋のマネキン真似できるのに、メイクは全部真似せずに色の評判をアテにするのよっ! メイクも全真似でいいの!YouTubeやインスタにメイク動画無限にあるから、行程少ない...
プロにやってもらったら大失敗にはならないだろうから、一回やってもらってあとは真似すれば 興味ないなら興味ないを突き通してもいいと思うけど