2025-10-29

せっかく可愛く生まれてきたのに

辛いことがあるたびに思う。

せっかく可愛く生まれてきたのに、って。

自分アイドル女優ほど可愛いわけじゃないのは、ちゃんとわかってる。

舞台で輝きたいわけでもない。

それでも、どうしようもなく苦しいときにふと思う。

「こんなに可愛いのになんで泣いてるんだろう」

「なんでこんなに辛いんだろう」って。

可愛いのになんで人生が辛いの?と

それを思う自分が、すごく浅はかに見える瞬間。

見た目に価値を置いてるわけじゃないのに、そこに縋るようにして自分を慰めてる感じ。

「私はこれしかないのかもしれない」と思うのと同時に、「それでも報われないのか」と思ってしまう。

たぶん私は、どこかで“可愛い”という言葉に、人生が少し優しくなる魔法みたいなものを信じてた。

でもそんなものは、誰も保証してくれないし、実際には何も変えてくれない。

時代の流れで容姿は生まれ持った才能なのに、それとして褒められることは減った。

それでも、また辛いことがあると同じことを思う。

せっかく可愛く生まれてきたのに。って。

呪文みたいに、愚痴みたいに。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん