

LINEヤフーは11月19日、「Yahoo!オークション」に出品された商品が本物か偽物かをプロが鑑定するサービスを始めた。SODAが提供する「スニーカーダンク」と連携し、ファッション、アクセサリー・時計、トレーディングカードを対象とする。
具体的には、シングルカードを除く5万円以上のトレーディングカード(ボックスやパック)、ファッション、アクセサリー・時計が対象で、対象ブランドは257に上る。鑑定料金や鑑定所から落札者への送料も無料だ。落札者は商品代のみで鑑定サービスを利用でき、出品者は商品を送るだけで正規品証明ができる。また、鑑定所から落札者へ発送された時点で売上金を受け取れる。
利用方法はこうだ。「鑑定付き」と表示された商品が出品者から発送されると、スニーカーダンクが商品を確認し真贋を鑑定する。説明や画像と食い違いがなく、正規品と判断されたものだけが、「鑑定済バッジ・シール」を付けて落札者に送られる。
背景には、偽造品の流通が増えている状況がある。財務省によると、税関で差し止められた知的財産侵害物品は2024年に3万3000件を超えた。オンラインのCtoC取引でも、購入者が商品をすり替えて返品したり、出品者が説明と違う品を送ったりするケースが増えるなど、不正が多様化している。
Yahoo!オークションではこれまで、AIによる監視や出店審査などの対策を取ってきたが、さらに強化するため今回の鑑定サービスを導入した。鑑定を担当するスニーカーダンクは、年間数百万点を扱うプロ鑑定士と独自データベースを活用し、99.9%の鑑定精度を持つとしている。
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