

Perplexityはブラックフライデーを前に、AI搭載ショッピング機能を刷新し、米国の全ユーザー向けに無料で提供することを明らかにした。記憶機能を改善したほか、パーソナライズ機能や商品カードを追加したという。
提供:Joseph Maldonado/CNET
刷新されたショッピング体験は、これまでより会話的になった。探している商品の種類を絞り込むのを支援するほか、過去のチャット履歴も参照して商品のおすすめをパーソナライズするという。Perplexityは、新しいインテリジェントな商品カードがベストな選択肢を提示し、これらは「面白みのない」「果てしない商品の羅列」より良いとしている。
提供:Perplexity
またPerplexityはPayPalとの提携を生かし、支払い手続きも支援する。
オンラインで買い物をする際にAIチャットボットと会話するケースが増えていることから、AI企業は継続利用を促すため、より包括的なショッピング体験を提供し始めている。これには、より多くの情報や画像を表示したり、支払い機能を組み込んだりすることが含まれる。さらに、Perplexityの「Comet」やOpenAIの「ChatGPT Atlas」などのAI搭載のウェブブラウザーでは、エージェント機能によってAIがネットを横断的に閲覧し、ユーザーの代わりにショッピングカートに商品を入れることができる。Googleの「Gemini」には最近、希望価格に到達したタイミングで自動的に商品を購入する機能が追加された。
もっとも、問題がないわけではない。ブランド側が、自社コンテンツをAIにとって読みやすい形に最適化し過ぎるのではないかという懸念があるためだ。AIプラットフォームは権威ある情報源からデータを取得しようとしているものの、一部のレビューサイトはAIクローラーを積極的にブロックしている。その結果として、AIの判断が、偏りの少ない批評的なレビューではなく、マーケティング寄りのコンテンツにより強く基づいてしまう可能性がある。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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