暑い日が多かったり、古着屋で好みのものを探したりしているうちに、気づけばTシャツが結構な枚数に。
たたんでしまうと探すのが大変だし、気楽で簡単に収納できる方法がないかなぁ…と探して出会えたのが「Amazonベーシック ハンガーラック 2段」でした。
同じようなハンガーラックは様々あるのですが、Amazonベーシック選んでよかったです。
スチール製でしっかり丈夫、お値段は1台5千円アンダーと市販品の2/3から半分くらいと高コスパ、Amazonですぐにポチれて、デザインもブラック基調のすっきり感で申し分なし!
Tシャツ50枚なんて余裕です

今回は、服の収納力をアップさせるべく、部屋の空きスペースに3台設置してみました。
構成部品は、いわゆる一般的なハンガーラックと同じ。ジョイント式の軸に固定用のプラパーツをはめて網棚を通す、というタイプです。組み立ても簡単で、1台30分もかからず完了。一人でも組めます。
1台あたりのサイズは「幅91.4 x 奥行35.6 x 高さ182.9 cm」。どれくらいかけられるか、というと……

Tシャツ50枚をハンガーにかけて寄せてみたらこんな感じ。まだぜんぜん余裕ありますね。
そして、下段には最近ハマって買い集めているトラックパンツを中心に、ズボンハンガーにかけて並べてみました。

「たたんでしまう→かけて吊るす」に変えて良かったこと
ハンガーラック導入の目的は収納力アップでしたが、洗濯物たちをハンガーにかけて並べるようにしたことで得られるメリットもありました。
まず、たたむより気持ちがずっとラク。うちは洗濯乾燥機を使うのでハンガーにかける動作こそ必要ですが、それでもラク。外干し派なら取り込んでそのまま吊るせちゃいますね。

それから手持ちの洋服の一覧性がグッと高まったのもうれしい。「今日、何着よっかな〜」と選ぶとき、まるでお店のような楽しさをちょっと味わえます。
かかっているTシャツはいずれも「自分が好きで持っているもの」だから、Tシャツを選ぶたびに「何この店…俺の好みを突いてくるじゃん…!」みたいな脳内古着ディグなおもしろみも出てきました。

一覧性と利便性でいえば、実はパンツのほうが大きいかもしれません。
こういうパンツをたたんで重ねてしまうと、真ん中あたりのを引き出したときに前後が崩れてしまうとか、一度どかしてまた戻さないといけないとか、そういう作業が増えがち。むしろパンツこそハンガーラックが正義だと思います。
使っているズボンハンガーもAmazonで見つけました。Z字ハンガー、便利です。従来のクリップハンガーよりかけやすいですし、収納量も増やせますね。
とはいえ、買う前に気づけなかったミスもあった……

商品自体には満足しているのですが、購入当初、上下にTシャツを吊るすつもりでした。下段がパンツになっているのは、実は怪我の功名ってやつでして……。
「Amazonベーシック ハンガーラック 2段」の高さは182.9cmですが、なぜかハンガーパイプを固定する金具が妙に長いんです。

2段目のハンガーパイプの高さは、支柱固定パーツの位置で調整できるのですが…どうやっても上下2段でTシャツはかけられない!
上段にTシャツをよれずにかけられるギリギリの高さに設定すると、下段では裾が着いちゃうのです。この金具がもう半分くらいの長さだったらギリ入ったかも。惜しい。子供服なら大丈夫でしょうけれど…。
このあたり、ハンガーラック選びでは「吊るしたいものの高さ」も考えて選ぶのがポイントになりますね。

もう一つ気をつけたいのが「耐荷重」の違い。
検討中に他メーカーの商品も見ていたのですが、値段はまちまちで1台1万円〜2万円近くするものも。ただ、比較するなかでわかったのは「耐荷重」が異なることです。
今回のAmazonベーシックは「静止時の耐荷重は181.4kg、移動時の耐荷重は90.7kg」に設定されていますが、値段が高いものだと耐荷重300kg近くに及ぶものもあります。

また、ハンガーパイプ1本あたりだとAmazonベーシックは「耐荷重は静止時で45.4kg、移動時で22.7kg」です。
Tシャツなら1枚平均200〜300gほどといわれますから、100枚くらいかけるなら移動させない前提ですね。たとえば、日々の掃除をするたびにラックを動かすつもりなら、少し控えめの収納がおすすめ。
あるいは、コートなど重たいものをかけたいのであれば注意したほうが良いですね。その時は、すこしお値段は張りますが、耐荷重がしっかりした商品のほうがマッチするはずです。

とはいえ、個人的にはとても満足しているお買い物です。お店のディスプレイみたいに好きな洋服が並んでいる嬉しさ、洗濯後の収納のラクさ、手持ち洋服の一覧性が高くなることなど、ハンガーラックならではの魅力もたくさん。
いっそ好きな洋服だけ厳選して吊るせば、もうそれってインテリアですよね。あぁ、そういう使い方もいいかもなぁ。








