立ち技格闘技イベント「K-1 WORLD MAX」(15日、国立代々木競技場第一体育館)で、元K―1スーパーフェザー級王者のレオナ・ペタス(33)が横山朋哉(25)に3ラウンド(R)判定0―3で完敗した。
1Rから2人はともに積極的に攻撃をくりだし、パンチを交錯させる。2Rも両者引かずに打ち合ったが、残り約30秒で左のパンチを顔面に受けたレオナは尻もちをつき、最初のダウンを奪われた。最終3R、逆転を狙い前に出たレオナだが、横山の牙城を崩せず。判定0―3で敗れた。
試合後、右足を固定した痛々しい様子でコメントスペースに姿を見せると「終わったなって感じです。冷静に戦えたし、試合自体も楽しいなって感じでした。ダウンを取られるっていうのが想定外でしたね」とスッキリした表情。
さらに「いろいろ今まで42戦やってきて、よくも悪くも対戦相手に殺気があったんですけど、今回は〝楽しみだな〟って感じていて、それがよくも悪くも冷静すぎたかなと思いますね」と振り返った。
今後に向けては「年齢もあるのでパッと言えないし、応援してくれている人もいるので、簡単に〝やります〟とも〝辞めます〟とも言えないので、仲間と話して今後どうするか決めたいと思います」と話すにとどめる。
足の負傷については「(右の)足の甲の感覚がなくてメッチャ腫れているので(医師から)『たぶん折れている』と言われたので。試合中は足に気はいかなかったですけど」とした。
一方の横山は、試合を「これからK-1を引っ張っていく中で、もっと盛り上げなければいけないので、KOしたかったなというのが一番ですね」。その上で次戦を「次期挑戦者決定戦だと思うので、これで次に進めると思いますね。ベルトに向けて、レミー選手以外は考えていないです」とK-1スーパーフェザー級王者のレミー・パラ(フランス)に照準を定めた。












