2025-05-29

はっふっふっくっ。何だろうおもしろいことがあった気がする。布団は少し湿っている気がする。おもしろいことを拾いに、また眠りに落ちる。そうだ、二丁目で人が死んだんだ。傑作だった。

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奇想天外トリックがあるわけでもなく。涙を誘うような動機に巻き込まれる訳でもなく。人は死ぬことがある。件の死体も、その名前を付けるのも億劫現象の結果だった。

場所は二丁目だったはずだ。しかしそれ以上語ることもない。

目が覚めて夕刊を取ってきて、卵を焼いて、火をつけっぱなしのまま糞をしながら、トイレで、糞は台所ではなく便所でした、それを見た。

二丁目で誰かが死んでいた。俺は理由を知っていた。

夢の通りであればチラシを踏んですっ転んで、死んだ。頭打って脳挫傷?になったりしたんだろうが、そんなもの医者がみりゃ分かる。問題はチラシだ。チラシは風で吹かれてどっかに行ってしまう。俺はそれがたまらなく面白い

紙が人を殺したぞ。紙はひとりでにどっかに行って、治安維持リソース医療リソースを消費しながらチラシの存在に気付くべく、国家は暗闇を気の触れたように駆け回る。

糞を拭く紙にすらならない、ツルッツルの脱毛サロン折込チラシが、そこの男を殺したんだ。

俺でも良かったのに、わざわざ二丁目の篤志家を。これは、もう笑うしか

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