はてなキーワード: ワーファリンとは
35歳、健康診断オールA、脳の20%、右大脳中大脳動脈の梗塞 との記載
→ 右 MCA m1 distal の embolic stroke ?(穿通枝は spare )
脳梗塞は大きく
塞栓性
そのほか
に分けられる(このほかにも分類があるが)。
実際にはアテローム性+塞栓性みたいなものもあり、こんなにクリアカットには分けられない。
35歳と若いことから、今後の人生で再発する危険性は十分にあるし、それを防ぐことがすごく大事。
ご本人は自分のことをすごく不幸と思ってらっしゃる(かどうかは知らんけど)かもだけど、幸運な要素もあったなと思う。
というのは梗塞が右だったということ。
これが左なら失語が残り、言語的コミュニケーションが不可能になっていた可能性が高い。
将来的にそういった事態を防ぎたい。それには原因を知らなきゃいけないわけだ。そのためのタイプ分け。
で、タイプ分け。おそらく塞栓性ですよね。
まず高血圧性の脳梗塞は高齢者に多いし、健康診断で基礎疾患がないとされているので、高血圧は否定的。
アテローム血栓性も、健康診断でオールAとのことで否定的。これは高脂血症(脂質異常症)+高齢+喫煙などでリスクが増えるので。
塞栓性梗塞の原因検索については経食道(けいしょくどう)エコーがなされたとのこと。
これは、食道側から行う心臓の超音波検査。通常の、体表(胸の前に)プローブを当てて行う心臓超音波検査(ガチ勢は「心エコー図」と呼ぶらしい)と比べ、より左心房が詳しく見える。
これで、左心耳血栓(発作性心房細動 Paroxysmal atrial fibrillation, Paf と関連)と卵円孔開存(patent foramen ovale, PFO)は除外したのだろうね?
ただ、ワンポイントの経食エコーで Paf や PFO を完全に除外できるとは限らない。ホルター心電図をやった記載がないし、他にも色んな原因を除外した記録がないよね。
DVT検索をした記載はないし、来院時の D-dimer/FDP (でぃーだいまー、えふでぃーぴー)なども書いていない。
どこまで何をやったのか分からん。
症状的には左片麻痺、同領域の感覚障害。高次脳機能障害かな? 右内包後脚/放線冠/中心前回・後回の広範囲 のどこかが侵されている可能性が高いと。
視野障害が出現しているので、視放線が部分的に侵されている。右側頭葉が冒されている、と。
最終的に感覚障害が残ったが、運動障害は軽い → 内包後脚ではなさそう。放線冠でやられたわけでもなく、脳皮質側でやられた印象を受ける。
脳の20%が失われた → MCA m2 inferior trunk 側で梗塞が大きかったタイプですかね? m2 は inferior が一番広いからねぇ。
脳の20% はやられたってことだけど、結構大きな梗塞だよね。
脳は左右の大脳半球、小脳、脳幹、間脳などに分かれ、左右の大脳半球がそれぞれ40% ぐらいを占めている。脳の20% っていうのは右大脳半球の半分くらいがやられたとのこと。それなら 右MCA領域のほぼ全域がやられているよね。となると、m1 occlusion の可能性が高い。あるいは、m2 の 3枝全てが詰まったか。
m1 occlusion については proximal と distal があるのだけど、
減圧開頭を行ってない
m1 proximal 「らしくない」
→ m1 distal または m2 の複数領域の梗塞(特に inferior trunk に強い:視野障害が出た、感覚障害が残ったなどから)と推察できる。
こういった比較的太い場所への塞栓が起きるには、比較的大きな塞栓が飛ぶ必要があり、つまり Paf とか PFO がある可能性が高いよね。
微小塞栓性のもの、例えばトルーソー症候群とかseptic emboli、fat embolizationみたいな、は否定できる。
大きな塞栓子と言うことでは Paf が隠れてる可能性はあるし、
大きな梗塞の割に運動機能が回復していることから、PFO による DVT の奇異性塞栓だった(比較的"若い"血栓のため、早くに溶けてくれた)のかもしれない。
これらは鑑別の上位に上がるよね。
この方が、以前私の働いていた病院のSCUに入っていたら、ホルター心電図、下肢エコーでのDVT除外、そのほかよく分からない検索もねちっこくやられていたと思う。
自分は専門外なので知らんけど。
アスピリン、チクロピジン、ワーファリン、NOAC/DOACあたり飲んでるのかな?
何かしら飲んでてもおかしくないと感じるが(医療情報が不確かなため、なんとも言えない)。
脳卒中、脳梗塞ってあまりにも頻度が高い疾患だから、いろんな病院、お医者さんが見ていて、その中には脳梗塞診療にしつこくない方も結構おられるんですよね。
「とりあえず点滴2Lだして、ラジカット落としといて」みたいな。
今回総合病院ということから、一定の質の高い医療は受けられているとは思うんだけれども。
脳卒中専門の医師にネチネチと原因検索をしてもらった方がいいんじゃないかなと思います。
やってないならね。やってるかもしれん、分からんが。
次の文章をChatGPTに投げてみた。「35歳男性、基礎疾患なし。右 mca m1 distal occlusion による塞栓性脳梗塞。背景疾患は何だと思う? paf、PFOについてどう思う? 経食道エコー異常なし、ただしDVT検査したか不明。 それでもpaf/PFOはあり得る? その可能性はどの程度? 根拠も含めて。」
回答のサマリーは:
| 4. 総合的推定 | |||
| 疾患 | あり得るか | 推定確率(臨床感覚) | コメント |
| PAF | ○ | 5–10% | 長期モニター推奨(CRYSTAL-AFに基づく) |
| PFO(奇異性塞栓) | ○ | 20–30% | 若年・塞栓性パターンではもっとも典型 |
| 解離 | △ | <10% | 画像で否定されていれば低い |
| 抗リン脂質抗体症候群など | △ | 数% | 血液検査で除外必要 |
| その他(悪性腫瘍など) | △ | <5% | 年齢的に稀 |
だった。
良かったら ChatGPT や GEMINI, Claude なんかに文章を投げて、試してみてくれ。
(解離:発症時に頭痛・頚部痛などがなかったし、MCA解離は非常にまれだし鑑別に入らないでしょう)
https://anond.hatelabo.jp/20251030084205
https://anond.hatelabo.jp/20251030123317
とのこと、
であればこそ、「特発性(とくはつせい、原因不明なこと。cryptogenic)」で片付けず、原因・背景疾患を究明した方が良いんではないか。
なお
PFO+DVTによる奇異性塞栓:カテPFO閉鎖
という予防治療がございます。「朝、シャワーを浴びた時に発症」ってのも、Paf、奇異性塞栓に合致するエピソードだよね。
抗リン脂質抗体症候群など膠原病系にもそれなりの治療があるし…
ずっと元気で居られることを願っています。
まだ若いのかな?
夜中の菓子の盗み食い…というか起きてきて甘いもん食べて寝るをうちも若い頃の父がやっていたが、あっという間にすごい太った
歳そこそこ行ってからまず転んで膝を片方壊した
今もまあ歩けてるけど杖がないと徒歩10分強の駅にたどり着けるか怪しい
痛い痛いいつも言ってるし正座は出来ない
痛み止めもしょっちゅう飲んでる
ワーファリンという薬飲んでたけど飲んでる間は納豆食えなくてきつそうだった
がんの開腹手術もした
一番の問題は各入院中の時には腰をもう壊していて傷口等も痛いが寝てる事によって腰が地獄の苦しみだったみたい
蜂窩織炎の時はめっちゃ悪化して私の両肩につかまってでないと歩けなくなってた(今は上に書いた外は杖つけばまあなんとかくらい)
まあ何がいいたいかっていうと、174cm/90kgくらいまで太ると病気してもその病気だけの要因でなくすごく大変そうなので、食べちゃうのやばいと思うなら解決に本腰入れた方がいいよ