2025-03-14

anond:20250314124208

自閉症を含む障害児が生まれた家庭の8割が離婚する」という主張は、信頼できるデータに基づいていないようです。実際の研究では、障害児を持つ家庭の離婚率は一般家庭と大きく異ならないか、むしろ低い場合もあります

例えば、アメリカテネシー州で行われた1990年から2002年調査では、ダウン症ある子供を持つ家庭の離婚率は7.6%、健常児の家庭は10.8%、ダウン症以外の先天性障害ある子供の家庭は11.25%と報告されています。 

一方、自閉症の子供を持つ家庭に関する30年間の追跡研究では、子供が30歳になるまでに親が離婚するリスクは約36%であり、特に子供が生まれから5年以内と10~15歳の間に離婚リスク高まることが示されています。 

これらのデータから障害児を持つ家庭の離婚率が8割に達するという主張は、事実とは異なると考えられます

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