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2025-08-31

anond:20250831102351

短編悲劇「五爵の終焉

かつて中原には五つの家門があった。最も尊き「公」、その次に「侯」、そして「伯」「子」「男」。それぞれが小国を領し、礼と秩序によって天下を保っていた。

第一幕:栄光の競い

五家は祖先以来の格式を誇り合い、同じ天子に仕えつつも互いに嫉妬と虚栄に駆られていた。

公侯は「私こそ天下第二」と衝突した。

伯は古き血統を誇り、侯と子を軽んじた。

子と男は力弱く、常に上位の家門に服従せざるを得なかった。

宴席では盃を交わしながらも、言葉の底に棘があった。

第二幕:疑心の芽

やがて辺境異民族侵入する。王都は五家に連携を命じたが、彼らは協力より先に「誰が軍功を立てるのか」で争った。

公は大軍を率いたが孤立

侯は援軍を渋り、伯は持ち場を放棄

子と男は命じられるまま従ったが、混乱に巻き込まれた。

異民族は分裂した諸侯の隙を突き、城は落ち、民は流浪した。

第三幕:瓦解

戦後責任押し付け合いが始まる。

公侯は互いを謀叛者として告発

伯は権威を失い、かつての矜持嘲笑に変わった。

子と男は庶民と同じ衣を着て逃れ歩き、民の怨嗟を耳にする。

ついには天子自身が信頼を失い、五家を悉く廃絶。名字爵位も削ぎ落とされ、一族の子らは農夫として散っていった。

終幕:悲嘆

夜、荒れ果てた神殿に残された石碑に、古き文字が刻まれていた。

「礼を忘るれば、爵は空虚なり」

土埃に埋もれた「公侯伯子男」の名は、やがて誰ひとり読み解けぬ残骸となり、歴史に溶け落ちた。

昔々、ある村に五人組の貴族が住んでおりました。

その名も「公・侯・伯・子・男」。

みんな仲はいいのですが、序列をめぐって何かと張り合います

ある日、彼らはレストランに行きました。

ウェイターが注文をとりに来て、「五名様ですね。お名前は?」と尋ねると、

公:「私は公!」

侯:「私は侯!」

伯:「伯です!」

子:「子です!」

男:「男です!」

ウェイターはしばらく黙り込み、「……これは一体、フルネームで“公侯伯子男様”でよろしいんでしょうか?」

すると男が叫びました。

ちょっと待った!私は“男”であって、ただの“男”じゃない!爵位だ、爵位!」

結局レシートには大きく「ご注文者名:公侯伯子男様」と書かれてしまい、

五人そろって「なんだか合体ロボみたいだな」と笑ったとか笑わないとか。

2023-01-16

anond:20230116114800

公侯伯子男 こうこうはくだんし

明治以後、政府から与えられる爵位の種類を

上位から順に略して呼んだもの公爵侯爵伯爵子爵男爵のこと。

2020-07-09

anond:20200708203845

異世界は違う星」と考えると、ありえない一致は多い。

重力

大気組成

動植物

自転周期(24時間

四季や天候・日照量

酷い時には度量衡まで同じ。

まあ、貴族制度が公侯伯子男と騎士である時点で色々投げてる感はあるけどな。

王の代わりに酋長がいる異世界物は寡聞にして知らない。

 
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