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リアルイベント「Zoomtopia On the Road Japan」より

「ZoomのAI」が、すごい勢いで使われ始めている。

文●貝塚/TECH.ASCII.jp

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米Zoom Communications 事業部門および開発者エコシステム統括責任者のランディ・マエストレ氏

1年間で2500以上、Zoomの驚異的な開発サイクル

 2500以上──。

 これは、2025年10月15日に開催された「Zoomtopia On the Road Japan(以下、Zoomtopia)」において、米Zoom Communications 幹部のランディ・マエストレ氏が示した数字である。驚くべきことに、Zoomはこの1年間で「2500を超える」新機能と新製品をリリースしてきたのだという。

 しかも、それらの新機能と新製品は“顧客主導のもの”、つまり顧客の声に応えて開発されたものだ。もっとも、数々のパートナー企業と共に、密になって開発に臨むZoomの姿勢を知っていれば、この数字にも納得がいく。

 また、そうした新機能や新製品の多くが「AI」に関連していることも特徴だろう。ウェブ会議ツール「Zoom Meetings」で知られるZoomだが、いまやAI技術を駆使する“AIのZoom”として、企業のDXを加速させる存在へと着実に進化しているようだ。

ZVC JAPAN 執行役員 マーケティング本部長の田中裕一氏。「お客様の声を製品開発に活かしていくというモットーのもと、お客様と一緒に成長することができた」

Zoomを起点につながる企業と人々

会場はかなりのにぎわい。各セッションも「満席」が続き、予約なしで入場できない状態となった

 大手町三井ホールを会場とした今回のZoomtopia。企業のZoom導入事例を取材してきた中で、導入する企業の幅広さと、Zoomの汎用性の高さは常に感じていたが、リアルイベントに集ったユーザーたちを見て、その傾向を改めて感じることができた。年齢も、業種も、担当領域もまるでバラバラなのだ。

企業ブースでは、担当者たちがZoomをどのように活用しているかや、どのように自社のソリューションに組み込んでいるかといった説明を直接聞くことができた

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