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環境水からの新型コロナウイルスRNA検出状況2025年度 自治体ごとの調査結果 青森県 更新:2025年6月17日 Excelデータ(Excel: 17kb) 岩手県 更新:2025年6月17日 Excelデータ(Excel: 16kb) 福島県 更新:2025年6月17日 Excelデータ(Excel: 20kb) 東京都 更新:2025年5月23日 Excelデータ(Excel: 14kb) 富山県 更新:2025年6月17日 Excelデータ(Excel: 19kb) 山梨県A 更新:2025年6月10日 Excelデータ(Excel: 16kb) 山梨県B 更新:2025年6月10日 Excelデータ(Excel: 15kb) 岐阜県 更新:2025年6月10日 Excelデータ(Excel: 19kb) 愛知県 更新:2025年6月17日 Excelデータ(Excel: 18kb
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公開日: 2024年3月19日 (速報掲載日:2024年3月19日) (IASR Vol. 45 p62-64: 2024年4月号) 重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia syndrome: SFTS)は、SFTSウイルス(SFTSV)により引き起こされる新興ウイルス感染症である。SFTSを発症した患者には、突然の発熱、下痢や下血といった消化器症状とともに血小板減少と白血球減少がみられ、重症例は多臓器不全に陥り死亡する。日本における致命率は27%と高く1)、現在までにSFTSに対して確立した特異的治療はない。感染経路は主にはマダニ刺咬と考えられているが、ヒトからヒトへの感染例が中国や韓国からは報告されている2)。2013年に日本で初めてのSFTS患者が報告されて以来3)、わが国ではヒト−ヒト感染は認められていなかったが、今回我々は日
1957年以降, 日本国内では狂犬病輸入症例として1970年に1例, 2006年に2例が報告されている1-3)。14年ぶりとなる2020年に狂犬病患者が確認されたため, その臨床経過を報告する。 症例:30代, 男性 主訴:発熱, 異常行動 現病歴:フィリピンからの来日3カ月後に両足首の痛みを訴え, 発症2日後には腰痛も出現したため, 鎮痛剤の内服により経過をみた。翌日には日本にはいないはずの妻が見えるという幻覚が出現した。水が怖いという訴えはあったが, 水分補給や食事はわずかながらできていた。4日後, 夜中に妻を探し回るという異常行動が出現, その翌日には歩行が困難となり7日後に当院を受診した。介助なしでは歩けなくなり, 落ち着きがない, 会話の辻褄が合わないなどの異常行動が認められた。発熱も認められたため, 意識障害の精査・治療目的で入院となった。 既往歴:特記すべき事項なし 生活:外
国立感染症研究所ウイルス第三部で、新型コロナウイルスの分離に成功しました。使用した細胞はVeroE6/TMPRSS2細胞(TMPRSS2というプロテアーゼを発現している)です。臨床検体を接種後、細胞の形状変化を観察し、多核巨細胞の出現を捉えました。細胞上清中のウイルスゲノムを抽出して、ほぼ全長のウイルスゲノムの配列を確定しました。これは、最初に発表されたウイルスの遺伝子配列と99.9%の相同性がありました。分離したウイルスを用いて、ウイルス感染機構及び病原性の解析、ウイルス検査法・抗ウイルス薬・ワクチンなどの開発を進める予定です。また、新型コロナウイルス対策に役立てるため、ウイルスと細胞は国内外に広く配布する予定です。 注:下のサムネイル画像をクリックすると、大きな画像を取得することができます。 2019-nCoVの電子顕微鏡写真
全国の地方衛生研究所、保健所および検疫所から報告される病原体検出情報に基づき作成されるグラフ・集計表と、定期刊行物である月報に掲載される特集・速報記事・国内情報・外国情報などを公表しています。なお、月報に掲載されている原稿は、本誌から執筆を依頼したものです。
(IDWR 2005年第2号) 従来、クリプトスポリジウム(Cryptosporidium)はウシ、ブタ、イヌ、ネコ、ネズミなどの腸管寄生原虫として知られてきたものであるが、ヒトでの感染は1976年にはじめて報告された。1980年代に入ってからは後天性免疫不全症候群(AIDS)での致死性下痢症の病原体として注目され、その後ほどなく、健常者においても水様下痢症の原因となることが明らかとなった。 英米両国では1980年代中頃から頻繁に、水系汚染に伴う集団発生が報告されるようになっている。その中で、1993年に米国ウイスコンシン州ミルウォーキー市では、40万人を超える住民が本症に罹患する未曾有の集団感染が起こっている。わが国では、1994年に神奈川県平塚市の雑居ビルで460人あまりの患者が発生し、1996年には埼玉県入間郡越生町で町営水道水を汚染源とする集団感染が発生し、8,800人におよぶ町民
平成11年4月1日から施行された感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(以下「感染症法」という。)に基づき、感染症法に規定された疾患の患者が、全国でどのくらい発生したのかを調査集計しています。また、過去のデータとの比較なども提供しています。
ハンタウイルスによる感染症が日本で注目されたのは1970年代半ばから各地の医学系動物実験施設においてラット取扱い者の間に不明熱の患者が相次いで発生した時で、当時は病因が不明であった(1984年まで発生が続き、合計127例、うち1例死亡)。それに先立ち1960年代、大阪梅田の居住環境の悪い地区において、不明熱の発生が報告されていた(119例うち2例死亡)。さらに先の大戦前に、中国とソ連邦の国境を流れるアムール川の流域で流行があり、また旧日本軍が中国東北部に進駐した際に不明熱に遭遇し、「流行性出血熱」として報告された。その後、朝鮮戦争のときに国連軍のあいだに約3,200例の不明熱が報告され、大いに注目された。韓国高麗大学の李らが、1976年に流行地のアカネズミ(Apodemus)から病因ウイルスを初めて分離し、アカネズミを捕獲した場所の川の名をとって、ハンタン(Hantaan)ウイルスと命名し
2020年2月1日より、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は感染症法第6条第8項の指定感染症に定められ、診断した医師は直ちに管轄の保健所に届け出ることが義務づけられた(感染症発生動向調査)。また、感染症法第15条に規定する積極的疫学調査を行うことが可能となった。 本稿では、感染症発生動向調査及び積極的疫学調査により、探知された確定例について、感染症発生動向調査に届け出られた情報及び厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部が関係自治体等から毎日収集し、更新した情報(3月9日現在)をもとに記述する。前回2月24日現在の報告(https://www.niid.go.jp/niid/ja/covid-19/9440-covid19-14.html)を行っており、今回は2回目の報告となる。これらの情報収集は現在も進行中であるため、今後、修正、もしくは更新がなされる可能性がある。また、一部
更新 2025.3.25 第11週(3/10~3/16)データを掲載しました。 注意:次回の第12週の更新は4月1日(火)です。 注意:2015年からはCSVデータのみの更新となります。 データは報告数集計の速報値として公開するものであり、後日感染症発生動向調査週報、さらには確定データとしての年報において修正される場合があります。 また発生動向に関するコメント、その他詳細についても週報をご参照ください。 全数把握疾患、報告数、累積報告数、都道府県別 一~五類感染症の全数把握疾患についての各週の報告数、および当年第1週からの累積報告数です。※累積報告数は再集計されています。 第11週(CSV) 定点把握疾患(週報告)、報告数、定点当たり報告数、都道府県別 五類感染症のうち週単位で報告される定点把握疾患の報告数、および定点当たり報告数です。 第11週(CSV) 定点把握疾患(週報告)、累積報告
Background: A cruise ship, named the Diamond Princess, had travel that originated in Yokohama on 20 January and included stops in Japan (Kagoshima), Hong Kong, Vietnam, Taiwan and Japan (Okinawa), before arriving back in Yokohama on 3 February. During this time, a passenger who disembarked on 25 January in Hong Kong, has presented with cough since <del19</del 23 Jan and was confirmed positive for
2021年09月30日改訂 ヒトに感染するコロナウイルス ヒトに感染するコロナウイルスは、風邪の病原体として人類に広く蔓延している4種類と、動物から感染した重症肺炎ウイルス2種類が知られている。加えて2019年に発生した新型コロナウイルスは、新たに人類に定着しそうな勢いで感染拡大している。これらのコロナウイルスについて、それぞれの特徴を下に記載する(表1)。 1.風邪のコロナウイルス ヒトに日常的に感染する4種類のコロナウイルス(Human Coronavirus:HCoV)は、HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1である。風邪の10~15%(流行期35%)はこれら4種のコロナウイルスを原因とする。冬季に流行のピークが見られ、ほとんどの子供が6歳までに感染を経験する。我々はこれらのウイルスに生涯に渡って何度も感染するが、軽い症状しか引き起こさないため
(IDWR 2005年第6号) 中国南部の広東省を起源とした重症な非定型性肺炎の世界的規模の集団発生が、2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS:severe acute respiratory syndrome)の呼称で報告され、これが新型のコロナウイルスが原因であることが突き止められた。わが国においては、同年4月に新感染症に、ウイルスが特定された6月に指定感染症に指定され、2003年11月5日より感染症法の改正に伴い、第一類感染症としての報告が義務づけられるようになった。前回の集団発生は2002年11月16日の中国の症例に始まり、台湾の症例を最後に、2003年7月5日にWHOによって終息宣言が出されたが、32の地域と国にわたり8,000人を超える症例が報告された。 疫学 SARSは2002年11月16日に、中国南部広東省で非定型性肺炎の患者が報告されたのに端を発し、北半球のインド以東
(2019年11月26日改訂) 1933年にサルを取り扱う研究者がサルに咬まれ、脳脊髄炎を発症して死亡した。神経組織よりウイルスが分離され、患者の名前にちなみ、Bウイルスと命名された。正式名称はMacacine alphaherpesvirus1[旧Cercopithecine herpesvirus1(CHV‐1)]であるが、Bウイルス、ヘルペスB、Herpes simiae、Herpesvirus simiaeとも呼ばれる。Bウイルスはニホンザルなどのマカク属サルを自然宿主とし、この宿主では単純疱疹類似の疾患を引き起こし、致死的感染は例外的である。しかし、ヒトがBウイルスに感染すると、重い中枢神経感染症性疾患(Bウイルス病)を発症する。ニホンザルを含む霊長類等との接触する機会の多い者にとって、注意すべき感染症である。 疫学 Bウイルスのヒトへの感染事例はこれまでのところ世界的に50例程
English 抗体保有状況 2024年6月3日更新 ポリオ 2024 2023 2022 2021 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014 2013 2012 2011 2009 2007 インフルエンザ 2024 2023 2022 2021 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014 2013 2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006 日本脳炎 2024 2023 2022 2021 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014 2013 2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006 風疹 2024 2023 2022 2021 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014 2013 2012 2011 2010 2009 200
公開日:2011年11月17日 PDF版(PDF:396KB) Q1.風疹(ふうしん)と先天性風疹症候群について Q1-1.風疹とはどんな病気ですか? 風疹ウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、流行は春先から初夏にかけて多くみられます。潜伏期間は2-3週間(平均16-18日)で、主な症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れが認められます。ウイルスに感染しても明らかな症状がでることがないまま免疫ができてしまう(不顕性感染)人が15-30%程度いるようです。一度かかると、大部分の人は生涯風疹にかかることはありません。従来、集団生活にはいる1-9歳ころ(1-4歳児と小学校の低学年)に多く発生をみていましたが、近年は多くが成人男性となっています。風疹ウイルスは患者さんの飛まつ(唾液のしぶき)などによってほかの人にうつります。発疹のでる1週間まえから発疹がでたあと1週間くらいまでの患者さんは感染力
(IDWR2004年第22号掲載) Respiratory syncytial virus(RSV)は年齢を問わず、生涯にわたり顕性感染を起こすが、特に乳幼児期において非常に重要な病原体であり、母体からの移行抗体が存在するにもかかわらず、生後数週から数カ月の期間にもっとも重症な症状を引き起こす。また、低出生体重児や、あるいは心肺系に基礎疾患があったり、免疫不全のある場合には重症化のリスクが高く、臨床上、公衆衛生上のインパクトは大きい。 疫学 RSV感染症は世界中に存在し、地理的あるいは気候的な偏りはないが、特徴的なことは、いずれの地域においても幼弱な乳幼児でもっとも大きなインパクトがあることと、毎年特に都市部において流行を繰り返すことである。流行は通常急激な立ち上がりをみせ、2~5カ月間持続するが、温帯地域においては冬季にピークがあり、初春まで続く。本邦においても、11~1月にかけての流行
(2021年1月12日改訂) 破傷風をひきおこす細菌について 破傷風(tetanus)は、Clostridium tetani(破傷風菌)が産生する神経毒素(tetanospasmin)による神経疾患である。Clostridium tetaniは、偏性嫌気性グラム陽性有芽胞桿菌であり、芽胞の状態で土壌などの環境に広く分布する。Clostridium tetaniは創傷から侵入し、嫌気状態の創傷部で発芽・増殖し、毒素を産生する。Clostridium tetaniの産生する神経毒素をコードする遺伝子は、細菌のプラスミド上にある。本毒素は、創部で産生された後、血行性およびリンパ行性に末梢神経終末に到達、末梢神経軸内を逆行性に移動して、シナプス前抑制神経終末で、抑制性神経伝達を減少させる。その結果、脱抑制された(disinhibited)、末梢運動神経、脳神経、交感神経が過活動(hyperact
図1.ボツリヌス菌のグラム染色所見 グラム陽性有芽胞桿菌 (写真は2012年食中毒事例より分離されたA型ボツリヌス菌株) ボツリヌス症(botulism)は、ボツリヌス菌(Clostridium botulinum)が産生するボツリヌス神経毒素(botulinum neurotoxin)によって起こる全身の神経麻痺を生じる神経中毒疾患である。ボツリヌス菌は、芽胞を形成する偏性嫌気性グラム陽性桿菌である。Clostridium botulinum以外にも、Clostridium butyricumおよびClostridium baratiiにおいても類似した毒素を産生する菌株があり、ボツリヌス症を起こす原因となる。ボツリヌス毒素はコリン作動性神経末端からのアセチルコリンの放出を抑制し、その結果、神経から筋肉への伝達が障害され、麻痺に至る。ヒトでボツリヌス症を引き起こすボツリヌス神経毒素は、主
(IDWR 2005年第3号掲載) 1999年3月にマレーシアで発生した急性脳炎の多発は、新種のパラミクソウイルスであるNipah virus(ニパウイルス)によるブタの感染とヒトでの脳炎であることが解明された。マレーシア政府は、感染源となったブタの屠殺処分を行い、ヒトへの感染経路を遮断した。しかしその後も2004年、バングラデシュでヒト感染例がみつかっている(付1参照)。ニパウイルス感染症は新興感染症としてのアウトブレイクであったが、日常的疾患のサーベイランスの重要性、その中から不明のものが出現した場合の対応、国家レベルでの重症感染症・新感染症への対応、新興感染症に対する国際協力の重要性が再認識された。 わが国においては、当時からこれまで直接的な被害はないが、2003年11月改正の感染症法では、本症は四類感染症に指定された。 疫学 1997年、マレーシア北部Perak州Kintにおいて、
(IDWR 2003年第37号掲載) (2024年01月22日 一部修正) A群溶血性レンサ球菌は、上気道炎や化膿性皮膚感染症などの原因菌としてよくみられるグラム陽性菌で、菌の侵入部位や組織によって多彩な臨床症状を引き起こす。 日常よくみられる疾患として、急性咽頭炎の他、膿痂疹、蜂巣織炎、あるいは特殊な病型として猩紅熱がある。これら以外にも中耳炎、肺炎、化膿性関節炎、骨髄炎、髄膜炎などを起こす。また、菌の直接の作用でなく、免疫学的機序を介して、リウマチ熱や急性糸球体腎炎を起こすことが知られている。さらに、発症機序、病態生理は不明であるが、軟部組織壊死を伴い、敗血症性ショックを来たす劇症型溶血性レンサ球菌感染症(レンサ球菌性毒素性ショック症候群)は重篤な病態として問題である。ここでは、感染症法下における感染症発生動向調査で、5類感染症定点把握疾患となっているA群溶血性レンサ球菌咽頭炎について
(IDWR2004年第14号掲載) A型肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV)感染による疾患である。一過性の急性肝炎が主症状であり、治癒後に強い免疫が残される。HAVは糞便中に排泄され、糞口感染で伝播するので、患者の発生は衛生環境に影響されやすい。A型肝炎は発展途上国では蔓延しているが、先進国では上下水道などの整備により感染者は激減している。しかしながら、HAV感染の少ない状態が長期間継続すると抗体陰性者が増加する。日本では50歳以下での抗体陽性者は極めて少ない。最近の日本のA型肝炎では乳幼児、学童の患者は殆ど見られず、患者の高年齢化が顕著である。また、大規模な集団発生はみられないが、飲食店を介した感染や、海外渡航者の感染がみられる。ますます盛んになる国際交流、発展途上国からの輸入食料品の増加など、A型肝炎の感染予防対策は社会的に重要な問題として認識されるようになってきた。国産の不活化ワクチンが
(2024年8月23日改訂) 麻しんは麻しんウイルス(Paramyxovirus科Morbillivirus属)がヒトに感染することによって起こる感染症である。麻しんウイルスは空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染と様々な感染経路で伝播し、その感染力は極めて強い。麻しんに対して免疫を持たない者が感染した場合、典型的な臨床経過としては10~12日間の潜伏期を経て発症し、前駆期(カタル期)(2~4日間)、発疹期(3~5日間)、回復期へと至る。ヒトの体内に入った麻しんウイルスは、感染部位周囲の局所のリンパ節の免疫細胞に感染して増殖し、さらに血流に乗って全身のリンパ節に運ばれ、そこで免疫系細胞に感染、増殖する。これらにより宿主は一過性に強い免疫機能抑制状態を生じるため、麻しんウイルスそのものによる症状だけでなく、他の細菌やウイルス等による二次感染を受けやすくなり、また合併症により重症化する可能
(2021年12月9日改訂) 波状熱やマルタ熱として知られるブルセラ症(Brucellosis)は、ブルセラ属菌(Brucella spp.)による人獣共通感染症である。世界的に注目されたのは、19世紀中頃のクリミア戦争でマルタ熱が流行したことによるが、紀元前400年頃のヒポクラテス著「Of the Epidemics」にブルセラ症と思われる疾患がすでに記載されており、ヤギなどの家畜化に伴い古くから流行していたと考えられる。現在でも、特に食料や社会・経済面で家畜への依存度が強く、家畜ブルセラ病が発生している国や地域を中心に、多くの患者が発生している。 病原体 マルタ熱の原因菌として、1887年、Sir David BruceによりBrucella melitensis(発見当初はMicrococcus melitensis)が分離されて以降、種々のブルセラ属菌が発見された。ブルセラ属菌はグ
(IDWR 2001年第48号掲載) エキノコックス属条虫の幼虫(包虫)に起因する疾患で、人体各臓器特に肝臓、肺臓、腎臓、脳などで包虫が発育し、諸症状を引き起す。ヒトには、成虫に感染しているキツネ、イヌなどの糞便内の虫卵を経口摂取することで感染する。わが国のエキノコックス症には、その原因寄生虫種により単包性エキノコックス症(単包条虫)と多包性エキノコックス症(多包条虫)がある。近年、多包性エキノコックス症が、北海道東部から北海道全域へと伝播域を拡大しつつあり、国民の健康に脅威を与える感染症となっている。そのために感染症法では、エキノコックス症を4類感染症全数把握疾患に指定し、全患者発生例の報告を義務付けている。 疫学 現在問題となっている多包性エキノコックス症の病原である多包条虫は、もともと北海道に分布していたのではなく、20世紀になってからのヒトとモノの盛んな交(流)通を背景として、北方
(IDWR 2004年第25号) 広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis)に起因する疾病で、好酸球性髄膜脳炎、あるいは好酸球性髄膜炎を惹起し、髄液の好酸球増多が特徴である。眼型もある。本虫は東南アジア、太平洋諸島を初めとしてほぼ全世界に分布しているが、ヨーロッパ、南米からは未だ報告がない。本邦では沖縄に症例が多いが、本土における症例も増加しつつある。感染は第3期感染幼虫の経口摂取による。 疫学 広東住血線虫は極東、東南アジア諸国、オーストラリア、太平洋諸島、アフリカ、インド、インド洋の島々、カリブ海の島々、北米などに広く分布しており、主として、感染ネズミが積み荷などとともに船舶によって運ばれることにより、分布が拡大する。世界的には1992年の時点までに、およそ2,500例の症例が報告されている1)。従来、特に症例の多い地域は台湾、タイ、ポナペ、ニューカレドニア
厚生労働省・感染症サーベランス事業により、全国約5,000のインフルエンザ定点医療機関を受診した患者数が週ごとに把握されています。 保健所ごとに、過去の患者発生状況をもとに設けられた基準値を超えた場合に、注意報レベルや警報レベルに達したことをお知らせする仕組みになっています(詳細は「警報・注意報システムとは」(外部サイトにリンクします)をご覧ください)。 これらはあくまで流行状況の指標であり、都道府県等が発令する場合がある「警報」とは異なります。 2024/25シーズンのインフルエンザ流行レベルマップについて 本シーズン(2024/25シーズン)は、レベルマップの公表を2024年第42週より開始することとした。 2020/21、2021/22、2022/23、2023/24シーズンと同様に、本シーズン(2024/25シーズン)も新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、医療機関への受診行動等が
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