サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ChatGPT
note.com/13weekslaterep
第164回芥川龍之介賞を受賞した本作。著者は宇佐見りんだ。「オタクを扱った書籍」好きの私、もちろん刊行当時から読んでいる。 「推し活 小説」とGoogle検索してみると、真っ先に「推し、燃ゆ」が出てくる。推し活小説の代表作と言ってもよいであろう。 「横浜流星担降りブログ」がバズり散らかした時に「推し、燃ゆ」に例えてくれる方が何人かいたのだが、実は私、全く好きではないのだ、この作品。 なぜか? 主人公はぶっちゃけ盲目レポ厨なだけで大したことしてないのに日本国民に「推し活小説」の代表作と思われているからだ。 ちなみに度々書いているが、私が勝手に認定する、日本の「濃いオタク」の実態を"正しく"描いている「日本三大裏オタク史書籍」は、鈴木いづみ「ハートに火をつけて! だれが消す」、高崎卓馬「オートリバース」、金井覚「アイドルバビロン〜外道の王国〜」。この3冊だ。 狂ったオタク経験者として「推し、燃
最初に公言しておくと、私は「同人誌を書く人」「人前に出て喋る人」になろうと思ったきっかけ自体が劇団雌猫に対するカウンターを打とうと決意したことだ。これは2020年のLoft系列媒体「Rooftop」のインタビューでも喋っている(https://rooftop1976.com/interview/200204070000.php)。 存在を知ったのは2017年刊行「浪費図鑑」。元々「オタク評論」「オタクの実態」系の本全般が好きなので読んでみたのだ。 「浪費」という、普通ネガティブな意味で使われることが多い言葉を選んだのは、わざとです。外からはどんなに無駄なお金に見えたとしても、それが本当に無駄なのか、必要のないものなのかは本人にしかわかりません。 10秒足らずで1000円かかる握手、たった2時間だけ異次元にトリップできる劇場、札束と引き換えに手に入れるデジタルイラスト。私たちがお金で買ってい
これは……若き日の黒歴史である。 その頃18歳。嶽本野ばらの「スリーピング・ピル」や南条あやに影響を受けすぎるあまり「眠剤収集」になぜか魂を燃やし、たぬきでの売買には飽きてしまいOnionLandまで覗いていた私。ベゲタミンAやエリミンを闇のレターパックで入手し、南条あやのように「いつ飲もうかしら……ウフフ……」とか思っていたのだ。神に誓って今は"イリーガル"なモノもコトもやってないぞ。ヤブ医者には行ってるが。オススメは新宿三丁目の鳥の名前の病院だ! 2016年11月22日。なぜはっきり日付を覚えてるのか? 「偶然だろうが横浜流星がブログで19歳の誕生日を祝ってくれたのと同じ日」だからである。 この前日、私は朝から家にいなかったのだが……家に帰ると父に衝撃の事実を告げられた。 「今日いきなり群馬県警の人が来たよ。萌絵はいないって言っておいたら明日また来るって言ってた」 群馬県警!? 父、別
<2023年12月19日投稿のパス付きprivatterを一部手直しして再掲しています> さて、昨年の11月に友達が亡くなり、一周忌を迎えたのだが、実感が湧いているかと言われると未だに湧いていない。思えば8年の付き合いがあったが、癌になった部位を摘出して、抗がん剤をしながら現場に来ているときも「てか見て? このウィッグ可愛くない?」とQoo10で買った可愛いヅラを見せびらかしてきたりと、ポップな闘病生活を過ごしていたので、いざいなくなってしまっても自分の中で区切りがつかないのである。 2014年に出会った当初は現・WEST.神山智洋の狂った最前ガッツをしていた友達。初対面は日生劇場の前での待ち合わせだった。Twitterでジャンルこそ違うものの狂ったガッツ同士として仲良くなり、初めてご飯に行くことにしたのだ。お手振りしてもらったらしく、超絶ハイテンション状態で日生劇場から登場してきた。 そ
「松本隆編」でも書いたが、「我が人生における三大作詞家」と勝手に認定している3人がいる。松本隆、清竜人、田中紘治(P.N.空五倍子)だ。前2人はご存知の方も多いだろう。 しかし……田中紘治って何者? 「BELLRING少女ハート」を代表に、現在ではFinger Runs、FOKALITEを擁するアイドル事務所・AqbiRecのディレクターだ。ディレクターと言いつつ要するにプロデューサーでもあり、作詞・作曲・編曲・アイドルたちのお世話・挙句の果てには時々チェキ撮影まで行っている。 作詞家としては「空五倍子」を名乗っているが、作曲家としては「田中紘治」なのでクレジットを見ると「作詞:空五倍子 作曲:田中紘治」みたいな一見すると訳分からん状態になっている。なぜなのかは未だに知らない。本人は別に隠していないのだ。 過去に「歴代2推し・番外編」でも書いたが、私がメン地下に狂う元凶を生んだ人物でもある
日本史上初のネットアイドル・メンヘラの元祖、南条あや。高校卒業直後、本人が大好きだった下北沢のカラオケでオーバードーズし、「推定自殺」している。1999年3月30日没、享年18歳。数々の後世のサブカルチャーに影響を与えた"伝説"だ。 初めて「卒業式まで死にません」を読んだのは小学5〜6年生の頃であった。南条あやを崇拝し、憧れ、多大なる影響を受け、10代の頃は数々の盛大なオーバードーズを繰り広げていた私。「メンヘラのリアル事情」、ひいては"精神的に狂ったオタク"についてネットで綴り、文章書きにになろうと思ったのも、元を辿れば南条あやの影響なのだ。「南条あやより長生きせずに死ぬ」という、今思えば若すぎて未熟すぎる決意も中学高校時代は勝手にしていた。 ものの……気づけば今や28歳。睡眠薬こそ手放せないが、適量を飲み、適切に眠り、安定剤もたま〜にしか飲んでないのだ。「大人」になってしまった。 南条
木嶋佳苗。かの有名な「首都圏連続殺人事件」、婚活詐欺殺人とも呼ばれるやつを起こした伝説の死刑囚である。 本人は「詐欺については認める、殺人については徹底否認」という態度をずっと貫いているが……まあ刑事裁判では認定されている事実上の凶悪殺人犯なのだ。 しかし木嶋佳苗、凶悪殺人犯であることを差し引いても……パーソナリティと数々の謎の行動力がすごすぎる。私は「殺人犯・木嶋佳苗」というよりも、「人間・木嶋佳苗」のガチウォッチャーなのである。 令和の世のネットでは奇妙すぎる現象が起こっている。なぜか一部の風俗系・ホス狂い系・裏引き系アカウントが木嶋佳苗のことを「姐さん」とか「天才」と言って崇めているのだ。まあ、本人の容姿に対して数々の被害者から引き出した額がデカすぎるのも要因だろう。 最近では「頂き女子りりちゃん」と比較・参照されることもよくある。平成の木嶋佳苗、令和のりりちゃんといったところだ。
当時を知らない人にはマジで意味のわからない記事だと思うが、懐古したいだけなので書き残す。 ・N1さん 横浜くんのオタクの中で(多分)最古参で現存している人である。CLOCK ZERO時代を知っている唯一の人。関西在住で、夏映画の舞台挨拶で出会い、いろいろお世話になった。あることから職業を察してしまった(ちなみに、めちゃくちゃお堅い)……が本人に言ったかは覚えてない。今でも公開垢がある。整形した時にビックリしてくれた。 ・N2さん 横浜くんのオタクで、だいぶお姉さんだったが仲が良かった。当時中学生だかの娘さんがいたはずなので元気にしていればかなりの大人であろう。最前で連番して横浜くんをビビらせていたのは良い思い出。なぜか私が非公開に行っていることも容認してくれたので割となんでも喋っていた。「ゆりゆり」フィーバーのあとにプチ大手垢化していた……が現在消息不明。しばらく鍵垢で繋がっていて、どうや
はてなブックマーク、たくさんのコメントありがとうございます。あまりにも「資金源は?」と聞かれまくるので、当時のことを振り返ってみよう。 オタクを始めた頃の16歳にやっていたのはコンビニ派遣とコンカフェのバイト……だったが、店長の経営が適当すぎて給料未払いが続出し、呆れて退職。ちなみに、エキストラに行く謎のコネを作ったのはこのコンカフェである。 当時はJKビジネス全盛期。まだ法整備が追いついておらず、女子高生でも18歳になっていたらリフレで働けたのだ。 というわけで割とお世話になったのが大久保の雑居ビルにある「C」。親が元々デザイン系で働いていたので、パソコンでソフトを悪用し架
ふと懐かしくなって、昔のTwitterや画像を最近ずっと漁っていた。今では超国民的俳優になってしまった横浜流星さん。私が人生で一番大好きで、今でも忘れられなくて、もはや心の中で神格化されちゃってる元推し。 若かった頃のちょっとした思い出と暴走を振り返ってみる。 忘れもしない2014年4月6日、「烈車戦隊トッキュウジャー」第7駅(トッキュウジャーは◯話のことを◯駅と呼ぶ)放送日。 バイト先のテレビでその放送を偶然見ていた私は、オープニングで流星くんが演じているヒカリが列車の窓際でもたれかかっているカットに衝撃を受けた。 「……何だこのかっこいい人……!」 当時、私は16歳、横浜くんは17歳。高2と高3であった。その頃私は嵐・二宮担を降りて、セクバ(死語)についていた中村嶺亜くんを追っかけるお金を貯めるためにバイトを始めた直後の衝撃の出会いである。 すぐに猛スピードで情報を調べた。スターダスト
皆様はSESという働き方をご存知だろうか。 System Engineering Service(システムエンジニアリングサービス)の略で、IT業界における契約形態のひとつである。エンジニアを自社で雇用し、クライアント企業にエンジニアを派遣するため正社員型派遣とも呼ばれる。 2024年12月、私はそれまで10年やっていた夜の仕事を辞めて正社員になるべく就職活動をしていた。幸いにも同時並行でイベントバーでのアルバイトなどをしていたため、履歴書にはそちらの経歴を書いて面接を受けるなどしていた。 後に大揉めして退職することになるE社の面接を受けたのは12月中旬。後に社長であることを知るおじさんとweb面接を受け、他の企業では高校中退(後に通信制高校に入り直して卒業している)や大学中退などのいきさつを聞かれることが多かったにも関わらず特に経歴に触れられることはなかったため「こういう会社なのか」とな
「頂き女子りりちゃん」はシャバにいるときから言動、行動が面白くて、彼女の配信を見たりTwitterを追いかけたりしていた。少しでも歌舞伎町で遊んだことがあったり、Twitterで風俗嬢界隈をウォッチングしていた人なら、りりちゃんの名を知らない人は珍しいだろう。りりちゃんはごく狭い界隈において有名人だった。 そもそも人がなぜホスト狂いになるのか。本質的に自分とは関係ない、他人の売上という意味のない数字のために必死になり股を開いてまで働くのかといえば、「自分のために生きる」「自分自身に生き甲斐を見出す」ことができないからホスト狂いになるのだと私は思っている。裁判という場において、裁判官も検察官も弁護士もみな「社会に適合した人」であるから、この観念を理解している人は誰もいないだろう。本気で「私は将来担当くんと結婚するから結婚するためにお金を使ってるんだ!」とほざくバカでもない限り、心のどこかでホ
※この記事は単なるオタクとしての雑感ゆえ、本当に壁打ちの独り言なので、そこはよろしく頼みますという感じがあります。 例のラジオから一ヶ月経って、まあいろんな感想を読み、色々思うところもあった。(わたしは推しが世間で叩かれまくってても基本的に全く気にならないし、本人がネットを殆ど見ないと思われるので何言われてても傷つくわけないのだから好きに書けばいいと思うのだが、本人の言葉の足りなさでだいぶ意図と違う受け取られ方をされてるんじゃないか?という部分は気になってしまう)本人がたぶん世間と自分の認識のズレをもう一生訂正する気がなさそうで、で、その妙なズレってジャニヲタじゃないと分からない部分が多いし、解説や弁明もされてないので、そらもう一生訂正されなくてもいいということなのだろう。 ラジオの大問題スピーチに「権力の側についてる」という意見がぼちぼちあったのだが、本人はたぶんまったくそんなこと思って
いろいろ反応頂いたようでありがたいです。 こういう記事を書くと「なんでnoteを使ってるのにはてなブックマークに返信するんだ。はてなブログを使えばいいじゃないか」的な反応が来るんですが(前に来た)、私は元々2014年頃からはてなブログの住人で、2019年頃を境にnoteに移住してきました。 はてなブログで観劇感想を書くのがかなり盛り上がっていた時期もあって、舞台だか若手俳優だかをテーマにしたブロググループも賑わっていたのですが、段々と皆がnoteに移住してゆき、私も実感としてはてなブログよりnoteの方が読まれる感じがするし課金動線も便利、というしょーもない理由でnoteを使っております。それだけなので、深い理由はありません。 Q. それだと「男性向け興行でお金を稼ぐ」ビジネスの看板に「舞台」がくっつかない理由を説明できないので、やはり舞台は女性の趣味なのでは? 男性に対しても十分に客層を
多いときで年に100回くらい舞台を見ている舞台オタクなので、個人的に意見を書きたいと思います。ちなみに、筆者は25歳の女です。 まず、私はもともと所謂2.5次元舞台やヒーローショーに通っていたので、そこから舞台を見始めましたが、年々小劇場でやっている演劇の方を魅力的に感じるようになり、「実は私って、2.5次元が苦手なんじゃね?」と近年は思いつつある立場です。 完全なる私見ですが、そもそも今の2.5次元舞台の客層の多くを支えているのは、「本来ならば、人生で演劇に触れることなどないであろう人々」です。つまり、いわゆる推し活ブームや2.5次元ブームに乗っかって一時的に流入している層で、恒久的に「演劇」「芝居」の顧客になってくれるわけではない人々が、イケメンを応援する行為の土俵がたまたま2.5次元舞台という一応「舞台」の名が冠された場であったため、なんとなく「演劇」の顧客っぽく見えているだけなので
いくつかの疑問点が挙がっていたので個人的な意見を回答する。 ・顔認証は使わないのか? 私見では、「理論上は可能だが、現実的な運用を考えると難しい」がアンサーだと思う。ジャニーズのライブはたいてい、開場から開演まで1〜2時間しかない間に何千人〜何万人単位のファンを入場させなければならないという制約があり、また、スタッフは大抵派遣会社を通して雇われているバイトであるので、人物の高度な判別技術を持たない。 ジャニーズのライブチケットに数万円〜十万円前後出して購入するような層は若い女子が多く、その大半はすっぴんと化粧後の見た目を大幅に変化させることが可能なメイク技術を持っている。また、必然的に多額のお金を動かせることから美容整形をしている者も一定数いるため、化粧前と化粧後の振れ幅が大きくなる。そのため、写真での認証となると多少写真と実物の顔が違う人間にも目を瞑らなくてはならない。 ゆえに、顔認証を
昨今、よく目にする言説がある。それはこうだ。 「転売屋がチケットを買い占めているので、最前列の価格が高騰する。転売屋さえいなくなれば、皆が平等に欲しいチケットを手に入れることが出来るはずだ」 まあ、これはこれで一種の正論だし、この言説を元に転売屋を排除すれば平和になる現場も一定数存在するだろう。 しかし、ジャニーズの現場に限ってはそれは例外だ。 なぜなら、ジャニーズの現場には「中売り」「中買い」という文化が存在し、オタクがオタク同士で高額取引をしているのである。その会場にいわゆる世間一般人がイメージする「ダフ屋」はすでに姿を見せていないのに、だ。筆者の私見ではあるが、ジャニーズに関しては未来永劫高額での取引が絶対に無くなることはない。ある程度規制されているにも関わらず、オタクたちは器用というか巧妙というかなんというか、ありとあらゆる手を使って「その席に座る権利」を売買するのである。ではなぜ
1997年生まれの24歳で、当然ながらTVシリーズのエヴァと旧劇はリアルタイムで見たことがない。エヴァに初めて触れたのは中学生のときなので、Qが上映されていた頃だろうか。確かその頃に一気観して、サブカルに浸かり始めていた頃なので、当然のように惹かれた。シンエヴァは私にとって初めてリアルタイムで観るエヴァであるともいえた。私は仕事で90年代サブカルの人と絡む機会が多い(私を知らない人が読んでいるかもしれないので追記すると、阿佐ヶ谷ロフトでトークイベントに出たりしています)。90年代サブカルおじさんはみんな例外なくエヴァをこじらせている。エヴァは当然必修しているべき科目であり共通言語だ。エヴァを見ていないとわからないこと、ついていけない話というのがこの世には山ほどある。 シンエヴァは公開日に最速上映で見た。インターネットを見ていると、そのこじらせ90年代エヴァおじさんたちが、シンエヴァによって
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『めりぴょん/山野萌絵|note』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く