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2026年の新型iPad mini、「耐水仕様」かつ「有機EL」になるかも

MacBook AirやiPad Airも有機ELディスプレイ搭載へ。振動技術でスピーカーホールを排除、iPhoneとは異なる防水設計

Maury page JPuy QxpZx4 unsplash

Appleが将来のiPad miniに向けて、耐水設計有機ELディスプレイの搭載を準備していることが明らかになった。BloombergのMark Gurman氏が報じた。有機EL化はiPad miniに留まらず、MacBook AiriPad Airにも展開される計画だ。

Gurman氏によると、Appleは有機ELディスプレイを搭載した将来バージョンのMacBook AiriPad AiriPad miniをテスト中とのこと。現在、Appleは有機EL技術をiPhone、iPad Pro、Apple Watchに採用しており、Apple Vision Proにはマイクロ有機ELを使用している。

iPad miniに新しい防水アプローチ

3つのデバイスの中で、iPad miniが最も早く有機ELディスプレイを搭載する可能性が高いという。さらに注目すべきは、AppleがiPad mini向けに新しい耐水設計を開発中である点だ。

iPad miniの耐水設計は、iPhoneとは異なるアプローチを採用する。Appleは振動技術を使用する新しいスピーカーシステムを検討しており、この変更により水が侵入する可能性のあるスピーカーホールを取り除くことができる。iPhoneはホールを残しながらガスケットと接着剤で損傷を防ぐ設計だが、iPad miniはホールそのものを排除する方針だ。

現行のiPad miniには公式な防水等級がなく、水に濡らすことは推奨されていない。iPhoneはIP68等級の耐水性能を備え、最大6メートルの深さで30分間の水没に耐えられるが、iPad miniがどの程度のIP等級になるかは不明だ。バスルームやプールサイドなどの濡れた環境でのカジュアルな使用を想定した設計になるとされている。

iPad miniアップデートは早くても2026年にデビューする見込み。現在499ドルからの価格設定だが、有機ELディスプレイと耐水性能の追加により、100ドル(約1万5,000円)値上げされる可能性があるとGurman氏は指摘している。

MacBook Airは2028年、iPad Airは2027年か

有機EL搭載MacBook Proの開発もすでにされているが、まだ発表されていないM5 ProおよびM5 Max搭載MacBook Proモデルには既存のディスプレイ技術が使われる見通し。Appleは、M6 ProおよびM6 Max搭載バージョンでMacBook Proを再設計する計画で、2027年頃の登場が予想される。

つまり、有機EL搭載MacBook Airの登場はさらに先になる可能性が高い。AppleはまだMacBook Airを最新のM5チップにアップデートしていない。M5チップは今月発表されたばかりで、新しいApple Vision ProiPad Pro、エントリーレベルの14インチMacBook Proに搭載されている。Gurman氏は、有機EL搭載MacBook Airの登場は早くても2028年になると指摘。一方、M5へのアップグレードは今春に予定されている。

iPad Airについては、2027年頃に有機ELディスプレイへ移行すると予測されている。2026年春に予定されている次期iPad Airは引き続き液晶ディスプレイを搭載する見込みだ。

エントリーレベルiPadは有機EL化せず

最後に、Appleの現在の計画に基づくと、エントリーレベルのiPadは有機ELへの切り替えを行わない見通しだという。ラインナップにおける位置付けを考えれば、妥当な判断と言えるだろう。

iPad miniの有機EL化と耐水対応は、小型タブレット市場におけるAppleの本気度を示すものになりそうだ。振動技術を用いたスピーカーホールレス設計という新しいアプローチは、今後の他製品にも展開される可能性がある。

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更新日2025年10月29日
執筆者g.O.R.i
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