【3行要約】・TOEICで750点を取りながらも英検準1級に合格できない——多くの学習者が直面するこの壁は、求められる英語力の質の違いから生じています。
・根岸貴規氏は「TOEIC980点でも英検がないことで自分の英語に自信が持てなかった」と語り、資格の重要性を強調します。
・英検準1級突破には「文法・語彙・論理・実践」の4ステップが効果的であり、一度取得すれば生涯有効な資格であるため、キャリアの可能性を広げられます。
※このログは根岸貴規氏の
note記事を転載したものに、ログミー編集部でタイトルなどを追加して作成しています。
TOEICと英検の間にある“見えない壁”
根岸貴規氏:英語に自信を持ちたい——そう願う人にとって、TOEICと英検の間にある“見えない壁”を感じたことはありませんか? 「TOEICで750点を取ったけど、英検準1級にはなかなか受からない」という声を、本当に多くの方から聞きます。特にライティングでの不合格が続くと、焦りと不安が積もっていくんですよね。
来年から英語を使う部署に異動が決まっている、昇進に英語力が必要になった——そんなタイミングで「どうしても受かりたい」という気持ちは痛いほどわかります。
実は、TOEICと英検準1級では“求められる英語力の質”が根本的に違うのです。ここを理解せずに勉強しても、努力が空回りしてしまうことがあります。今日はその違いと、確実に英検準1級に合格するためのステップを、僕自身の経験を交えてお伝えします。
TOEICの英語と英検準1級の英語の違い
TOEICは「聞く」「読む」に特化した試験で、ビジネスシーンでの即応力を測ることに重きが置かれています。
一方で英検準1級は、「書く」「話す」を含む“総合的な英語力”が試される試験です。特にライティングとスピーキングでは、単に文法的に正しい英文を書くのではなく、「論理的に主張を展開する力」が求められます。
つまり、TOEICで750点を取っていても、英検準1級に合格できないのは不思議なことではありません。“読む・聞く英語”から、“考え・伝える英語”へ——その切り替えができていないだけなのです。
TOIEC980点でも得られなかったもの
僕は外資系投資銀行に勤務していた頃、TOIECのスコアは980でしたが、英検1級を持っていませんでした。日常的に英語を使っていたとはいえ、どこか「無免許運転」のような不安がありました。「自分の英語は本当に通用しているのか?」というモヤモヤが、常に頭のどこかにあったんです。
そんな中、働きながら英検1級を取得した瞬間に、すべてが変わりました。説得力が増し、信頼も格段に上がりました。英検は“肩書き”ではなく、“信頼の証明書”です。準1級を取ることで、あなたの英語力は「感覚的なもの」から「客観的に評価される力」へと変わります。
確実にスコアを伸ばすための4つのステップ
英検準1級のライティングで最も重視されるのは、文法力・語彙力・論理構成力・一貫性です。特に多くの学習者がつまずくのが、「正しい英文を書けるのに、スコアが伸びない」ケース。これは、論理の流れと表現の深みが不足していることが原因です。そこで、確実にスコアを伸ばすための4つのステップをご紹介します。
① 文法力の強化
文法は英語の“骨格”です。正確な英文を書ける人は、読んでも聞いても理解できる人です。特にライティングでは、関係代名詞や仮定法、分詞構文といった「論理を滑らかにつなぐ文法」を自在に使いこなせるかが重要です。
1日15分でもかまいません。文法問題集を一冊やり切り、すべての文を自分の口で言えるようにしましょう。
② 語彙力の拡充
「知っている単語」と「使える単語」はまったく別です。例えば “important” の代わりに “crucial” や “essential” を使えるだけで、表現の格が一段上がります。
英検準1級では、アカデミックな語彙(教育・環境・テクノロジー・社会問題)が多く出題されるため、テーマ別の語彙習得が鍵です。
おすすめは、“1日1トピック×5語”ルール。
たとえば「教育」なら education, curriculum, literacy, equality, tuition のように、関連語をまとめて覚えるのが効率的です。
③ 論理的思考のトレーニング
「なぜそう思うのか」を3行で説明できるか? これがライティング力を分ける境界線です。
例えば「スマホは子どもに良くない」と主張する場合でも、
・健康面(視力や集中力)
・心理面(依存や孤立)
・教育面(学習機会の損失)
のように、理由を3つに分けて論理的に展開できるかを意識してみて下さい。
エッセイは“意見+理由×3+結論”の黄金パターンを徹底的に練習しましょう。準1級ではそのうち2つの理由を使って書ければOKです。
④ 実践練習
「書ける」と「時間内に書ける」は別問題です。制限時間の中で、どこに何分使うかを事前にシミュレーションするだけで、本番のスコアは劇的に変わります。
また、書いた英文は必ず添削してもらうこと。自分の弱点は、他人の目でしか見えません。添削を受けてはじめて、表現の「クセ」や「論理の穴」に気づけます。
英検は一度合格すれば“生涯有効”
英検は一度合格すれば“生涯有効”です。それだけで履歴書が強くなり、転職・昇進・指導活動のどれにもプラスに働きます。特に英語講師や教育関係者の方にとって、英検準1級は「信頼を得る名刺代わり」です。資格があるだけで、受講生や保護者からの信用度がぐっと上がり、結果的に集客や単価アップにも直結します。
また、英検準1級に合格した方の多くは「英語の学び方が変わった」と口を揃えます。“試験のための英語”から、“人生を変える英語”へ——これはスコアでは測れない、最大の財産です。
英検準1級合格は、ゴールではなく“通過点”
英検準1級合格は、ゴールではなく“通過点”です。その過程で鍛えた思考力・表現力は、どんな分野にも応用できます。僕の講座でも、準1級合格をきっかけに「海外赴任を実現できた」「英語を教える仕事を始められた」「留学の夢が現実になった」という受講生がたくさんいます。
英語を学ぶことは、自分の人生に“自由”という選択肢を増やすことです。時間もお金も、自分の未来に投資する価値があります。今日が、あなたの第一歩になるかもしれません。焦らず、一歩ずつ。確実に前進していきましょう。
まずやるべきアクション
・TOEICから次のステージに進みたい方は、まず英検準1級の過去問を一度見てみましょう。
・ライティングが苦手な方は、1日1題だけでも書いてみることからスタート。
・「合格できる型」を知れば、英検準1級は決して難しくありません。
あなたの英語力は、必ず伸びます。正しい順序で、正しい方法で。今日から一緒に始めましょう。