270台浸水の地下駐車場、大雨の前から止水板が故障…運営会社「補償の詳細決まってない」
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三重県四日市市で12日夜に記録的な大雨が降り、地下駐車場に止めた車約270台が浸水した問題で、国土交通省三重河川国道事務所は19日、車の出入り口を塞いで水の流入を防ぐ電動式の止水板が大雨の前から故障していたと明らかにした。国交省は市などと有識者委員会を設置し、雨水の流入防止対策などを検討する。

同事務所などによると、同市の地下駐車場「くすの木パーキング」は車両用の出入り口3か所に電動式止水板がある。関係者への聞き取りなどから、このうち2か所で故障していたことが判明したという。残る1か所も、急激な浸水で操作が間に合わなかった。
また、歩行者用出入り口7か所にある手動の止水板も設置できなかったという。
浸水、水没した地下1、2階の車は搬出のめどが立っていない。駐車場の運営会社「ディア四日市」の須藤康夫常務は「50台ほどは所有者を把握できていない。補償などは詳細が決まっておらず、関係者と相談する」と話した。
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