タイ南部で300年ぶりの記録的大雨…大規模洪水で145人死亡・1万4000人避難
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【バンコク=佐藤友紀】タイ政府当局は28日、タイ南部で大雨による洪水の被害が拡大し、145人が死亡したと発表した。約1万4000人が避難生活を送っているという。在タイ日本大使館によると日本人の被害は報告されていない。

タイ当局によると今月19日からソンクラー県など南部で激しい降雨が続き、同県ハートヤイでは21日の24時間降水量が335ミリを観測した。300年ぶりの記録的な大雨だという。タイ政府は25日に洪水対応のための特別対策室を設置し、アヌティン・チャーンウィラクン首相は同日、同県に非常事態宣言を発令した。
地元メディアは胸まで水につかりながら避難する人や、建物の屋上に避難した住民に軍などが救援物資を配る様子を報じている。タイの金融大手カシコン銀行のシンクタンク「カシコンリサーチ」によると、洪水により少なくとも250億バーツ(約1213億円)の損害が見込まれるという。
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