2025-06-19

人類はもはや哺乳類ではなく、哺乳瓶類である

哺乳類代表的な特徴としてよく挙げられるのは以下の4つ

  • 1. 母乳による授乳
  • 2. 体毛を持つ
  • 3. 恒温性(一定の体温を保つ)
  • 4. 胎生である(胎内で子を育てて産む)

以下、それぞれについて現代人類がどれだけ離れてしまたかを述べる

1. 母乳による授乳

もはや生まれた時点で母の乳房よりも哺乳瓶を優先される

粉ミルク、搾乳、乳児飲料、人工乳首

栄養は数値で管理され、時間スケジュールアプリで記録される

授乳とはいえ、皮膚同士のふれあいもぬくもりも介さな

2. 体毛を持つ

人類の体毛は進化過程で細く、目立たなくなった

保温も防御も、もはや衣服や住環境に任せていて

毛が本来持っていた機能ほとんど不要になった

見えない程度に薄れた毛に代わって

見える形で「機能するもの」が身体の外に貼り付けられている

3. 恒温性(一定の体温を保つ)

エアコンヒートテックと冷却タオル

身体が頑張って保温・放熱しなくてもいいように外部装置が整備されている

少し暑ければ冷房 少し寒ければ即暖

自律的な恒温性は退化し、室温センサー家電人間の体温調節を肩代わりしている

4. 胎生

かつては身体の中で育て、自然の力で産むのが当たり前だった

今では出産は手術室で行われることも多く、帝王切開特別選択ではなくなった

不妊治療体外受精代理母出生前診断

胎内で育ち、産道を通って出てくるというかつての「当たり前」は

術式とスケジュール医療機器によって置き換えられた

まれるという営みは、自然現象ではなく医療行為として取り扱われるようになった

まり

人類はもはや哺乳類ではなく、哺乳瓶類である

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