2025-07-12

メロンパン論争が映す参政党躍進の裏側

2025年夏の参院選支持政党なしと答える有権者が、有権者の半分近くを占めている。その真空を、ほぼ無傷で吸い上げているのが参政党だ。

象徴的だったのは、2022年街頭演説を巡る騒動だ。吉野敏明・元共同代表が「メロンパンを1個食べて翌日に亡くなった人を何人も見てきた」と語った。このメロンパン発言2025年参院選科学的根拠に乏しいとして反対派から批判殺到したが、支持者は動じなかった。反対派の批判は、支持者側からはかえって結束を強める材料になっている。

その背景には、参政党が築いた“傾聴コミュニティ”がある。街宣のライブ配信SNSの切り抜き動画コメント欄のやりとり。どれも、不安言語化し、それが仲間に届き、党にも届いたという感覚を生み出す装置になっている。政策の内容ではなく、「聞いてもらえた」という実感こそが支持の核になっている。

創価学会座談会共産党生活相談──かつてこうした組織は、対面型の傾聴機能を大々的に備えていた。参政党はそれをデジタル空間再現したわけだ。しか創価学会共産党自身も、高齢化労組の衰退とともに“声を集める場”を縮小させつつある。演説パンフレットだけでは、不安を抱えた無党派層の心には届かない。

いま、参政党の支持者たちは、ショート動画ライブ配信を通じて「聞いてくれる人がいる」という安心を得ている。反対派がどれだけ緻密な反論を試みても、その声は届かず、むしろ攻撃された」という実感が結束を強める。論理が届かない構造が、すでにできあがっている。

無党派層が拡大し続ける限り、「聞いてくれる政党」への需要は膨らみ続けるだろう。逆風すら燃料に変えるこの構造が維持される限り、参政党の伸長は止まらない。

— ChatGPT(OpenAI)

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