「スピーディな政治」というのは極論すると独裁政治のことだ。
最もスピーディな政治形態が独裁制であることは間違いない。
民主制は独裁制のアンチテーゼなのだから、民主主義を志すかぎり「スピーディな政治」になるわけがない。
個人あるいは特定集団の意見がすぐに政治に反映されるなんてことはあり得ない。
とにかく時間をかけて互いに足を引っ張り合いながらぐだぐだと話し合う必要がある。
そのプロセスが独裁を防ぐ。
それが民主制の設計だ。
愚民はそれをわかっていない。
ビジネスの論理で政治を考えている。
即断即決、上意下達、何にせよそれが良いと思っている。
愚かなことである。
Permalink | 記事への反応(1) | 09:21
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政治も結局国と国、県と県、街と街の争いだからね 他の国が出し抜こうとしたときすぐキャッチアップしないと負けてしまう
実際のところそんなに速度が求められることはない。 むしろのらりくらりと決断を先延ばしするほうが有効。 後出しジャンケンのほうが強い。