広島に行った。
もともとはマツダで広島ー阪神戦を見る予定だったのだが、大雨の影響で中止となった。中止の連絡が遅いのはどうにかして欲しいと思う。
まあ広島に着いたときには半ば中止だろうなと思っており、時間もあるので中学の修学旅行ぶりに原爆ドームを見に行こうと思い立った。正直なところ、当時の記憶は殆どない。
雨の広島をとぼとぼ歩く。知らない街を歩くのは好きだ。くにまつで汁なし担々麺を食べた。うまい。期待を超えるほどの味ではなかったが。
本通りのアーケードを抜けて、平和記念公園への橋が見えてきた。ものすごい人の数だ。海外からの旅行者も多い。
橋を渡らずにまず原爆ドームに向かう。いつもを知らないが川が増水している気がする。あの階段はいつもどこまで浸かっているのだろう。
原爆ドームを見る。中学時代の記憶なのかTVの記憶なのかはわからないが、自分の脳内にある通りの原爆ドームだった。雨が鎮魂の雰囲気を増していたかもしれないが。
一周しようと思って写真を撮りながら見ていく。いい画角を探したりしながら。誰に見せるわけでもないのだけれど。
半周したところに碑文があった。読む。おそらく修学旅行のときは読んでいない。最後の宣言を読んだ時に、この建物を見る角度が完全に変わった。
「これを永久に保存する」
原爆ドームはただの歴史的な遺構ではなく、ここに人とその意思が在り続ける限り永久に在り続ける建物だった。そんな建物は他にどれだけあるだろうか?
街は景色を変える。それは全く悪いことではない。ただ、この広島の街の景色がどれだけ変わろうとも永久に保存されるものがここに在ることに感動を覚えた。
橋の向こうから、今の広島の町並みの中に在る原爆ドームの写真を撮った。いつかまたこの街に来たときに同じ角度から写真を撮ろうと思う。
広島いいね!呉とか尾道とかも良いよー