2025-09-25

妊婦アセトアミノフェン服用は安全か ?

日本語でもとっくに注意喚起出てるやん…

妊婦アセトアミノフェン服用は安全か ?:児の ADHDASD への懸念

ファルマシア Vol. 56 No. 10 2020 9

https://www.jstage.jst.go.jp/article/faruawpsj/56/10/56_961/_pdf/-char/ja

近年,注意欠陥多動性障害ADHD)や自閉症スペクトラムASD)との関連を示唆する多数の前向きコホート研究の結果が示され,欧米で大きな話題となった.

さらメタ解析によっても胎児曝露との有意な関連性を示した.

そこで今回,子宮内での胎児アセトアミノフェン曝露による影響を明らかにする目的で,出生時の臍帯血漿中濃度と児の疾患診断との関連性について前向きコホート研究実施した.

特に,本研究は以前の研究で指摘されてきたエビデンスとして用いる上での制限方法論的懸念対応すべく研究デザインが設定された.その結果,ADHD および ASDリスク有意な正の相関が確認され,用量反応性も認められたので紹介する.

これまでにもアセトアミノフェンは出生前および周産期における曝露と小児期の神経運動発達障害との関連性が報告されており,本研究でも同様の傾向が得られた.市販薬としても汎用されており,特に漫然とした長期使用や高用量の使用は避ける必要があるといえる.妊婦や小児期の使用への安全性が高い薬剤とされていても,リスクベネフィット考慮した適切な対応が求められる.

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