はい、あります!
おそらくあなたが思い出しているのは『箴言(ミシュレイ)』にある、愚か者との関わりについての警句だと思います。
箴言 26:4 「愚か者の愚かさに従って答えるな、あなたも彼のようにならないために。」
箴言 26:5 「愚か者にその愚かさに従って答えよ、彼が自分を賢いと思わないように。」
この二つの節が並んでいるのが面白い点です。最初は「愚か者に関わるな」と言い、次は「関わって正してやれ」と言う。
タルムード的な読み方では、これは矛盾ではなく「場合による」ということを示している、と解釈されます。
時には相手にしてはいけない(巻き込まれるから)、時には答えてあげないと彼が自分の愚かさに気づかないからです。
他にも
箴言 14:7 「愚か者の前を離れよ、そこには知識の言葉が見出せないから。」
つまり、「愚かさ」に巻き込まれることを避けるのは聖書的な知恵の一部だとされます。
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