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2025-06-04

そもそもZ1/Z2とZ900RSは似ていない

Z900RSはZ1/Z2に「似ているように見える」バイクであり、ゼファーのように「Zの魂を感じる」バイクとはまた異なる方向性製品です。

1. タイヤ形式の違い:バイアス vs ラジアル

項目 Z1/Z2 Z900RS

タイヤ構造 バイアスタイヤ ラジアルタイヤ

対応ホイール チューブタイプスポークチューブレスタイプキャスト

乗り味 柔らかくマイルド。しなりがある 剛性が高く、ダイレクトな応答性

限界性能 現代基準では低い 現代スポーツバイクと同等

Z1/Z2のタイヤは細く柔らかく、グリップも当時は今ほど高くなかったため、「タイヤで曲がる」という感覚がありました。

Z900RSはラジアルタイヤ現代サスペンション設計により、「車体全体で曲がる」感覚タイヤだけを比べてもまったく別物です。

2. タイヤサイズの違い(代表例)

◎ Z1/Z2(1970年代

フロント:3.25-19(約100/90-19相当)

リア:4.00-18(約120/90-18相当)

サイズ表記は昔の「インチバイアス表記」で、現在のメトリック表示とは異なります

◎ Z900RS(現代

フロント:120/70ZR17

リア:180/55ZR17

比較

ホイール径:Z1/Z2はフロント19インチ・リア18インチ → Z900RSは前後17インチ

幅:Z900RSは圧倒的に太い(前120、後180)、Z1/Z2は細身。

プロファイル:Z900RSはスポーティで接地面積が広く、バンク時の安定感が高い。

タイヤも「似てる風」であって別物です。Z900RSのタイヤホイールは見た目をZ1風に整えているものの、性能と構造現代スポーツバイクのもの。これにより「Zっぽさ」を演出しつつも、「Zらしさ(あのグラグラする味)」は減っています

3. フレーム形式の違い

項目 Z1/Z2 Z900RS

形式 ダブルクレードルフレーム(丸パイプ) トレリス風モノバックボーン(角断面+現代溶接技術

素材 鋼管(スチール) 高張力鋼ハイテン鋼)

特徴 昔ながらの「しなる」設計 剛性が高く、重量バランスも調整されている

剛性 現代基準では柔らかい 現代スポーツバイク並みの高剛性

重量配分 ややリアヘビーで直進安定性重視 前後バランス良好でコーナーリング重視

詳細

Z1/Z2はエンジンをしっかり「抱え込む」ダブルクレードル構造。剛性より柔軟性・整備性重視のため、現代基準ではネジれやすく、レース用には補強が必須

Z900RSはZ900の現代設計フレームベースに、剛性やねじれ剛性、荷重分散最適化。外観はクラシック風でも、中身は別次元の高性能設計

乗り味の違い

Z1/Z2はフレームのしなりが前提。コーナリング中に「ぐにゃっ」と曲がる独特の味わいがあります

Z900RSは剛性が高く正確なコーナリング。安定感が強く、「味」よりも「効率と性能」が優先されています

4. 前後サスペンションの違い

項目 Z1/Z2 Z900RS

フロント 正立フォーク(約φ36mm) 倒立フォーク(φ41mm)

リア ツインショック(非調整or簡易プリロード) モノショック(リンク式・伸圧減衰+プリロード調整可)

調整機能 ほぼ無し フルアジャスタブル

剛性・性能 現代基準では柔らかく腰がない 現代スポーツバイク並みの性能と剛性

フロント

Z1/Z2は細い正立フォークでしなりがある。減衰力調整なし。ブレーキング時に沈み込みやすく剛性感低め。

Z900RSは41mm倒立フォーク(KYB製)で減衰力やプリロード調整可能。高速走行時の安定感が段違い。

リア

Z1/Z2はクラシックツインショック。調整はプリロード程度か無し。リアが跳ねることもある。

Z900RSは高性能リンク式モノショックで伸圧減衰やプリロード調整可能。路面追従性が高く、スポーツ走行にも対応

実走感

Z1/Z2は路面ギャップでフワフワ動くが、これも「味」や「楽しさ」の一部。

Z900RSは接地感と減衰制御が優れ、ライダー入力に忠実で現代ペースに対応

5. エンジン設計思想と構造

項目 Z1/Z2 Z900RS

形式 空冷 DOHC 並列4気筒 水冷 DOHC 並列4気筒

排気量 903cc(Z1)、746cc(Z2) 948cc

フィーリング 重厚でドコドコした回り方 スムーズで鋭い現代的回転フィール

冷却 空冷フィン+オイルクーラー ラジエーター付き水冷

駆動系 乾いたチェーン音、クラッチ重め 滑らかで油圧クラッチ軽い操作

Z900RSはZ1の外観を模した**ダミーフィン(飾りフィン)**を持つものの、中身は完全な現代設計水冷エンジン。Z1のような「機械の生っぽさ」や「熱ダレ」「振動」などの味は再現されていません。

6. ポジションとシート高

項目 Z1/Z2 Z900RS

ライディングポジション やや後傾・ハイハンドル 前傾気味・ロー&ワイドハンドル

シート高 約800mm前後 約800mm(ただしサスの沈み込み少なめ)

乗車感 ゆったりネイキッド ややスポーティな前傾ネイキッド

Z900RSは「Z1/Z2に見える」ように設計されているものの、ポジションステップ位置はZ1よりもスポーティ寄りです。

重量バランスと重心設計

Z1/Z2はエンジンが重く、重心が高めでリア寄り。独特の直進安定性があります

Z900RSはフレーム剛性と重心を最適化し、前後均等でバランスよく軽快なハンドリングです。

まとめ:Z900RSは素人目には「Z1/Z2に似ている」と見えますが、実際にはあらゆる面で大きく異なります

2023-06-13

anond:20230613094438

これとかすごかった

メガキャスティングが優れてるってのは盲信でしょ。

Teslaのドイツの歩留見ればクソみたいな作り方であるし、いくら歩留改善してもダメものダメ

厚みで強度コントロールするしかないアルミキャスティングと違って、部品ごとの要求強度をコントロールできるハイテン溶接の方が薄く軽く作れるし、結果的に安い。

海外キャスティングに走ったのは、鉄鋼メーカーにも自動車メーカにも冷間プレス技術が無くて、熱間プレス既にやってたから、似たようなキャスティングに走っただけ。

すっぱいブドウ感がすごい

2022-10-26

anond:20221026145308

詐欺も何も、普通にシーリー系列プレミアムEV(Zeekr)のEセグに載せて出してるよ。Ni200Exな。

https://www.marklines.com/ja/report_all/rep2344_202208マークラインズは読めなかったら登録しといたほうがいいよ)

主力のNi150Exと違いインバーター統合されてて、より先進的なパッケージになってる。たぶん今後はこの新アーキテクチャを下位ラインナップに降ろしてくるんだろう。

俺は親切だからメガキャスティングについても再掲してやろう。

「厚みで強度コントロールするしかないアルミキャスティングと違って、部品ごとの要求強度をコントロールできるハイテン溶接の方が薄く軽く作れるし、結果的に安い」というなら、そもそもギガプレストヨタにとって技術的脅威になるわけがなく、相手にする必要すらない。でもトヨタ寺師研は、EVコスト競争力向上のために研究しなければならない筆頭テーマに据え、EV専用プラットフォームへの採用可能性を検討している。お前にはわからないメリットを、EV分野での巻き返しを求められている特命チーム理解している、ということ。

海外キャスティングに走ったのは、鉄鋼メーカーにも自動車メーカにも冷間プレス技術が無くて、熱間プレス既にやってたから、似たようなキャスティングに走っただけ」の「ただ…だけ」って何が言いたいのかわからんけど、「キャスティングは、冷間プレスという日本得意の技術があまり盛んでない海外勢が苦し紛れで手を出した、劣ったテクノロジーなのだ」という解釈なのかなあ。でもトヨタホットスタンプを増やしてるように、もう冷間の優位性ってだんだんなくなってきてる。そもそもTNGAだってホットスタンプやすことを売りにしてたわけでね。https://www.goo-net.com/magazine/contents/purchase/38831/

だったらそもそもハイテン鋼を使って冷間と熱間を使い分けて複数のパーツを作って後で溶接ガチャンコするなんて手間かけずに、軽量なアルミ合金を使って、厚みだけで強度を自由コントロールできて、プレス1発で整形できて、後の溶接工程がいらないやり方のほうが、量産方式として優れてるよね〜、これこそ破壊イノベーションだよね〜、という風に普通はなると思うんだけど。

「高度で複雑で日本が得意な分野の生産方式のほうが良いに決まってる」という観念に囚われたままだと、「冷間プレスできないかキャスティングしてるんや」みたいな変な解釈なっちゃうのかなあ(もちろん海外勢も冷間プレスはやってますメリットが薄れてるから減ってるけど)。量産製造技術においては、シンプルスケールする生産方式のほうが強いのになあ。

anond:20221025111540

お前けっこう適当書いてるな?

日本電産ブルーネクサスの主力eアクスルのピーク出力は、どちらもCセグ向けで150kWなんだけど…。ちなみに日本電産のほうが80%小さい。日本電産は、まだブルーネクサスが作れてない200kWラインナップもあるよ。

「厚みで強度コントロールするしかないアルミキャスティングと違って、部品ごとの要求強度をコントロールできるハイテン溶接の方が薄く軽く作れるし、結果的に安い」というなら、そもそもギガプレストヨタにとって技術的脅威になるわけがない。相手にする必要がない。でも寺師研が筆頭として研究しなければならないテーマに据え、EV専用プラットフォームへの採用可能性を検討している。お前にはわからないメリットを、EV分野での巻き返しを求められている特命チーム理解している。

海外キャスティングに走ったのは、鉄鋼メーカーにも自動車メーカにも冷間プレス技術が無くて、熱間プレス既にやってたから、似たようなキャスティングに走っただけ」の「ただ…だけ」って何が言いたいのかわからんけど、冷間プレスという日本得意の技術があまり盛んでない海外勢が苦し紛れで繰り出してきたテクノロジーなのだ、という解釈なのかなあ。でもトヨタホットスタンプを増やしてるように、もう冷間の優位性ってだんだんなくなってきてるんだよね。そもそもTNGAだってホットスタンプやすことを売りにしてたわけでしょ。https://www.goo-net.com/magazine/contents/purchase/38831/

だったらハイテン鋼なんて使わずに、軽量なアルミ合金を使って、厚みだけで強度を自由コントロールできて、プレス1発で整形できて、後の溶接工程がいらないやり方のほうが、生産方式として優れてるよね〜、という風に普通はなると思うんだけど。「高度で複雑で日本が得意な分野の生産方式のほうが良いに決まってる」という観念に囚われてしまうと、そういう解釈なっちゃうんだろうなあ。

2022-10-25

anond:20221025091647

IT系

メガキャスティングが優れてるってのは盲信でしょ。

Teslaのドイツの歩留見ればクソみたいな作り方であるし、いくら歩留改善してもダメものダメ

厚みで強度コントロールするしかないアルミキャスティングと違って、部品ごとの要求強度をコントロールできるハイテン溶接の方が薄く軽く作れるし、結果的に安い。

海外キャスティングに走ったのは、鉄鋼メーカーにも自動車メーカにも冷間プレス技術が無くて、熱間プレス既にやってたから、似たようなキャスティングに走っただけ。

日本も熱間プレス使いだしてはいるけど、適材適所で両方使った方がコスト的にもSDGs的にも良い。

日本電産のeアクスルが価格競争力進んでるとか、どんだけなんだよ。

そもそも対応する車格が違いすぎるし、日本車のeアクスルはハイブリッド車で鍛えたものの発展系だし、ハイブリッド車電気AWD用のeアクスルとかそのままBEVに使ってるんだから、開発コストも安い良い製品なのに。

2022-06-22

anond:20220622132929

まだ無駄抵抗してるの?

ICEでもそういう車種はあるって、多段じゃ無くて高速向きじゃないからだろ。

BEVは多段化してない車種全部って出荷台数比で見ればほぼ100パーセントだろ。

全然根拠にならない一事例とか数字出したから偉いとか、ほんと筑波の奴とそっくりだな。

そういう走り方をする人も居るとか言うけど、試乗記書いてるEV信者さんみんなエコランしてるだろ。

高速燃費悪いICEでも、さすがに400kmくらいは無給油で走れるぞ。

重量比で比較してるのもダメだと分かってて言うのが目くらまし。

そら、単純にバッテリー重量増には対応できないから、超ハイテン化とか複合材利用とかコスト増なる構造なってるのは分かってるだろ。

2021-10-02

anond:20211002224754

昨日からしつこく話題にされるのでググってしまったが外装板写しただけの写真と大雑把なスペックしかでてこない。安全に気を配ってハイテン材使ってるよとは謳っているけれど、ハイテン材使っただけで安全になったら苦労しないわけで。

もう一つ併記されていた宏光MINI EVのほうは輸入もされて、下からや中から写真もあり、腹擦っただけで断線確実な残念さも分かるのだけど。

2018-08-10

anond:20180810093349

日本では様々な掛け声とともにハイタッチを交わし、片手でも両手を挙げる場合ハイタッチと称して区別はないが、

英語圏の一部では片手の場合ハイファイブ(High-five)、

両手の場合ハイテン(High-ten)の掛け声とともに区別される場合がある。

anond:20180810094622

英語圏の一部では片手の場合ハイファイブ(High-five)、

両手の場合ハイテン(High-ten)の掛け声とともに区別される場合がある。

 
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