高層マンションなども建設される予定のJR向日町駅周辺地区の再開発事業地。すぐそばには住宅も建ち並んでいる=京都府向日市で2025年11月3日、久保聡撮影 京都府向日市のJR向日町駅前再開発事業で建設が予定されている高さ約130メートルの38階建て高層マンションについて、近隣住民ら13人が10月31日、府建築審査会に建築確認の取り消しを求める審査請求書を提出した。住民らは計画決定の違法性や不当性を訴えている。同マンションは建設されれば府内で最も高い高層ビルとなり、府内唯一の「タワーマンション」となる見込み。 マンション建設を含む再開発事業は、JR西日本や向日市などでつくる再開発組合が実施する。 請求書によると、高層マンションの建設計画は2020年に突然発表された。そして市の都市計画の策定・変更に重要な影響を与える「市都市計画審議会」が高層マンション建設を可能にする規制緩和を決めた。それを受け