2025-05-24

消費税はいますぐ0%にすべきだ。異論は認めるが認めない。なぜならば、それは国民の、いや、消費そのもの尊厳に関わる問題からだ。

「たくさん買えば罰金」「我慢すれば正義」──それは刑務所ルールであって、資本主義ルールではない。

日本国民は「レシート10%」と印字されることに慣れすぎている。

それはもはや支配である

グッチローファーを買うときに、誰が「税抜価格」のほうを見ているだろうか?

いや、見てはいる。だが、それを支払わないという選択肢がある世界想像したことがあるか?

ここで登場するのが、シャネル正三郎である。彼は言った。「減税は香水である。目には見えぬが、人々の足取りを変える」

正三郎は元・税務署長であり、現・フレグランス哲学者である

かつて彼は財務省の金庫の前で香水を撒いた。正三郎は言った、「この世界はまだ、香り課税していない」

その日から彼はパルファムとして生きた。シャネルNo.5の裏面に、自分の顔を転写して、「誰も読まない成分表示を操る者」として、地下経済の王となった。

減税は革命である

革命ファッションである

ファッション自己否定である

自己否定資本主義母乳である

から

グッチの中にいるシャネルを探せ」

という言葉は、あまりにも有名であるが、正三郎は続けて言った。「でも結局グッチ裕三がいちばん美味しいパスタ作るんよな」と。

そこにいた、靴。

そこにいた、靴ひもを結ぶグローバル資本

鳩が一羽、ミラノの川に消える。鳩税0%。

パスタが茹であがる音が、円相場に影響を与える夜がある。

グッチ店舗では、いま、誰もがシャネル正三郎の亡霊を探している。

だが彼はとうに、ロンドン地下鉄スニーカーの中に入り込み、

オニオンスープのふりをして、口笛を吹いている。

この国の税制は、すでにグッチの布で縫われている。

そこにボタンをつけたのは、

おそらくあのとき、正三郎ではなかった何かだ。

それが何かを、君が考える必要はない。

君はただ、レシートに耳をあててみればいい。

レシートは、呼吸している。

  • 恐速ブ

    • 「外国人留学生は我が国の宝です」はとんでもない発言だったよな かりに誤解だったとしてもとんでもない闇の深い誤解をされてしまう

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん