キノコを切り取る際には、いくつかのポイントを守ると、キノコ自体が傷まず、他のキノコの生育にも良い影響を与えます。以下のステップを参考にしてください。
1. ナイフを使って切り取る
• ナイフの使い方:キノコを手で引き抜くのは、根を傷つけてしまったり、周りの土が崩れてしまったりするので、基本的にはナイフで切り取ります。
• 根元を傷つけないように注意:キノコの根元(基部)を切る際、なるべくキノコの根の部分を残すように心がけます。これにより、次のシーズンにもその場所でキノコが生えやすくなります。
2. 切り取る位置
• 基部で切る:キノコの下部(基部)で、ナイフを使って「根元」を切ります。根元から切り取ることで、キノコ自体を傷つけることなく取り除けます。
• 余分な部分は切らない:キノコの傘や柄に付いている土や葉っぱなどは、極力そのままにしておくのが理想的です。汚れている場合は、後で軽く拭き取ればOKです。
• 周りのキノコも守る:他のキノコが生えている場合、それらを傷つけないように注意して作業を進めます。また、周辺の環境(地面や土壌)をなるべく崩さないように心がけましょう。
• 根っこ部分を残す:キノコの菌根(キノコを育てるための菌のネットワーク)をできるだけ壊さずに残すことが大切です。これにより、キノコがまた生えてくる可能性が高くなります。
• 熟していないキノコ:若いキノコ(傘がまだ閉じている状態)は、あまり大きく育っていない場合も多いですが、食用として美味しい場合もあります。食べるには、しっかりと識別できることが重要です。
• 過熟なキノコ:傘が開きすぎているキノコは、胞子を飛ばしきっていてあまりおいしくないことが多いです。その場合は、採らずに残しておく方が良いでしょう。
5. 収穫後の取り扱い
• 傷つけないように収穫する:採ったキノコは、カゴなどに優しく入れて運びます。ビニール袋や密閉容器に入れてしまうと、湿気がこもりやすく、キノコが傷んでしまうことがあります。