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    「心が折れそう」食料品価格の高騰が感謝祭の米国を直撃、ホリデームードに冷や水(字幕・25日)

    米シカゴ在住のゲイル・ヘスコートさん(67)は食料品店で特売品を探し回り、家族を養うのに苦労していると語った。 ゲイル・ヘスコートさん 「一生懸命働いてきたのは結局何のためだったのか?まだ苦労しなくちゃいけないの?」 ヘスコートさんは生活費の高騰はもはや許容できないとして、トランプ大統領の責任だと指摘した。「物価高は馬鹿げている。ホワイトハウスにいるあの男は退陣すべきだ。私たちを苦しめている。(トランプ氏に)わが家に1週間住んで、私たちの食事がどうなっているか見てほしい」 トランプ氏は選挙戦で消費者物価を引き下げることを公約に掲げたが、現在は前任のバイデン氏と同様の厳しい現実に直面している。 最近ではトランプ氏も物価上昇率の鈍化を強調している 「卵の値段はかなり下がった」 「物価は下がりつつある」 しかし物価上昇は落ち着きを見せ始めているものの、トランプ関税の対象となった商品は以前より高く、賃金上昇分もほぼ相殺されている。 9月の消費者物価指数によれば前年比で牛肉は約15%、バナナは7%、コーヒーは20%以上それぞれ値上がりしている。 少しでも生活の足しになればとヘスコートさんは、食事宅配のアルバイトを始めた。「よくお客さんに『なぜあなた(のような高齢者)が?』と尋ねられる」 それでもヘスコートさんは、食料の無料配布所を頼らざるを得ない。「心が折れそうだ。こんなに多くの人々が食料を必要としている。赤ちゃんを抱えた女性も見かけた」 史上最長となった政府閉鎖がようやく終わり、米国は感謝祭の週を迎えた。こうした中、食費の高騰が政治的に大きな問題となっている。 全米農業協会連盟の推計によれば、今年の七面鳥の価格は前年比で5%安くなる見込みだが、それでもトランプ政権1期目でコロナ禍前の2019年に比べると13%高い。 またサツマイモ、冷凍グリーンピース、生野菜の盛り合わせなど、感謝祭の定番料理で使われる品目の半数が、昨年よりも値上がりしている。

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