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PBR1倍割れ、利回り4.0%の「三大割安株」をかぶミニ®活用で賢く狙う!(窪田真之)

2025/11/1 8:00

「日経平均5万円超え!」―このニュースに心躍らせる一方で、「乗り遅れたのでは?」と不安を感じていませんか? AI関連株が熱狂的に買われる中でも、PBR1倍割れの高配当株は多数あります。こうした「隠れた割安株」に目を向けるべき時が来ていると思います。

目次
  1. 三大割安株の上昇続く
  2. 2020年まで不振の三大割安株が2021年から好調な理由
  3. 「三大割安株」投資の参考銘柄、PBR1倍割れから選別

三大割安株の上昇続く

 2021年以降、グロース株(成長株)の上昇率が低く、バリュー株(割安株)の上昇率が高い「バリュー相場」が続いてきました。

<TOPIXバリュー指数、TOPIXグロース指数、日経平均の推移比較:2020年末~2023年10月24日>

TOPIXバリュー指数、TOPIXグロース指数、日経平均の推移比較:2020年末~2023年10月24日
出所:2020年末の値を100として指数化、QUICKより楽天証券経済研究所が作成

 中でも、「三大割安株」と私が呼んで推奨してきたバリュー株が好調です。「三大割安株」とは私が勝手にネーミングしたもので、金融株、資源関連株、製造業(自動車・素材など)のことです。

 その3セクターには、利益も配当もしっかり出しているのに株式市場で「オールド株」と見なされて人気がなく、株価が低迷してきた銘柄が多数あります。結果的に、配当利回りが比較的高く、株価収益率(PER)、株価純資産倍率(PBR)が比較的低い銘柄が多いので、筆者は三大割安株と名付けました。

 日経平均株価は5万円を超え、三大割安株も大きく上昇しましたが、それでもまだ、解散価値と言われるPBR1倍割れの銘柄が多数あります。今日は、三大割安株の中でも、株価がPBR1倍割れで、予想配当利回りが3%以上の銘柄に絞って、ご紹介します。1株単位から売買できる楽天証券の「かぶミニ®」を使って、三大割安株をまとめ買いする方法も紹介します。

 その前に、三大割安株の近年の株価変動要因をレビューします。

2020年まで不振の三大割安株が2021年から好調な理由

 三大割安株が2020年まで不人気だったのは、それまでの経済環境が逆風だったからです。2021年以降、株価が好調なのは、経済環境が追い風になったからです。

 何が変わったかというと、インフレ率です。2020年まではデフレ経済でした。デフレ下でグロース株が好調な中、三大割安株は不振でした。2021年以降、日本も高インフレ国になりつつあります。それがバリュー株の追い風となっています。

 来年以降も日本のインフレ率は高止まると私は予想しています。三大割安株に追い風が続くと予想しています。従って、日経平均が5万円を超えた今でも、PBR1倍割れから選んだ三大割安株ポートフォリオには投資する価値があると判断しています。

【1】金融株

 2020年まで世界的に金利低下が続いたため、金融株が売られました。金利が低下すると銀行などの金融株は利益が出しにくくなるというイメージがあったからです。実際には低金利でもしっかり利益を稼ぐ金融株は多数ありました。きちんと利益も配当も出しているのに、金利低下で株価の低迷が続いたため、金融株には割安株が多くなりました。

 2021年以降、米連邦準備制度理事会(FRB)が急激な利上げを行い、さらに2022年12月に日本銀行が日本の長期(10年)金利の引き上げを始めると、日本の金融株の上昇が加速しました。

 2021年以降、金融株は日本株の中でも特に上昇率の高いセクターとなっています。

 2025年以降、国内金利はさらに上昇すると予想しています。以下のグラフをご覧いただくと分かるとおり、これまでの国内金利上昇は日本のインフレ率上昇に追いついていません。その結果、実質金利(長期金利-インフレ率)はマイナスとなっています。

 日本も高インフレが続くと予想される中、実質金利マイナスのままにしておくことは適切ではないことから、日本でもさらに金利が上昇していくと予想しています。

<日本のインフレ率(CPI総合指数の前年比騰落率)と長期(10年)金利、実質金利の年次推移:1975年末~2025年(9月)>

日本のインフレ率(CPI総合指数の前年比騰落率)と長期(10年)金利、実質金利の年次推移:1975年末~2025年(9月)
出所:QUICKより楽天証券経済研究所が作成

【2】資源関連株

 2020年まで世界的に原油など資源が慢性的に供給過剰で価格下落が続いたため、資源関連株は不人気でした。それでも資源関連株はそこそこ利益を出していましたが、株価低迷が続いたため割安株が多くなりました。

 2021年以降、世界景気回復で資源価格が上昇を始め、さらに2022年2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、エネルギー価格が急騰すると、資源価格の上昇に弾みがつきました。ただし、その後、世界景気の減速を受けて資源価格は下落に転じました。

 以下の通り、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物(期近)が低迷しているため、資源関連株は、今でも配当利回りが比較的高く、PBR・PERなどの株価指標が比較的低い銘柄がたくさんあります。将来エネルギー価格が上昇するときのインフレ対策として、ポートフォリオに資源関連株を組み入れるのも良いでしょう。

<WTI原油先物(期近)推移:2022年1月3日~2025年10月27日>

WTI原油先物(期近)推移:2022年1月3日~2025年10月27日
出所:QUICKより楽天証券経済研究所が作成

【3】製造業

 2020年まで、世界的デフレが続いたことが製造業に逆風でした。モノは一時的に不足しても、すぐに大量生産されて供給過剰になって、価格が下がるのが当たり前でした。製造業では稼げない時代になったと考えられていたため、自動車・紙パルプなど製造業株は、そこそこ利益を出しても株価の低迷が続き、割安株が増えました。

 2021年以降、米国や欧州を中心に、深刻なインフレが起こったことが、製造業全般に追い風となりました。当初はエネルギー・穀物中心の物価上昇でしたが、次第に賃金・物価全般に上昇が広がっており、それが製造業全般の業績を押し上げる段階に入っています。

 インフレは製造業に追い風です。値下げが当たり前だった製造業で、値上げが通るようになると、業績にプラスです。日本の製造業で数十年ぶりに最高益を更新する銘柄が出てきているのは、インフレの恩恵です。

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